Foot ball Drunker 〔35〕visiting 『 Stadio Comunale Luigi Ferraris』ジェノヴァ / イタリア

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ポーランド·ジュニン出身のカロル·リネティ:Karol Linetty【1995年2月2日】も同じく国外デビュー戦でフル出場。派手さはないが堅実なプレーで90分間安定しており玄人受けするタイプ。
四年間で132試合出場したサンプから移籍したトリノで現在も77番を背負ってプレ-しておりイタリアの水に馴染んだリネティ。


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『鉄のトライアングル』を形成した伊北部三大都市。ミラノは、洗練された大都市ではあるがドゥオーモを観てしまったらあとは退屈。トリノもモーレ·アントネリアーナからの景色を堪能すれば満足。それに比べて何時間いても飽きないのがジェノヴァ。
但し急な坂道を歩ける体力が不可欠。できるだけ若い時に訪問されるべき。


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ミラノの強豪を迎えての試合で印象深いのが、2019年3月31日29節。二週間前の敵地サッスオ-ロで四節以来となるシ-ズン最多二回目の五得点で完勝。開始15分先制弾はそのサッスオ-ロからレンタル中のグレゴワール·デフレル:Grégoire Defrel【1991年6月17日生】。39分にはリネティの得点をアシスト。

ロッソネロとの試合では開始僅か40秒。ミランの守護損ジャンルイジ·ドンナルンマは、味方からのバックパスの処理を誤り、有り得ない痛恨のパスミス。デフレルがダイレクトで突き刺すと89分間スコアが動かず決勝点に。

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デフレルはパリ近郊のムードン出身ながら20歳前にパルマユ-ス加入以降イタリア国内でプレ-。前年(17-18)はASロ-マに貸し出されてあたが負傷に悩まされUEFAチャンピオンズリ-グを含め
ても20試合で1得点のみ。唯一のゴ-ルはベネヴェント戦のアディショナルタイムのPK。この時デフレルの横にはピッチに入った直後のシックの姿も。彼もハムストリングの負傷で出遅れ不本意なシ-ズンに。
そしてこのシ-ズンのロ-マを指揮していたのはサッスオ-ロでの実績と手腕を買われたエウゼビオ·ディ·フランチェスコ:Eusebio Di Francesco【1969年9月8日生】。上のデフレルも下のディ·フランチェスコもサッスオーロ在籍時ウィ-ンで撮影した写真。中田英寿【】と共にセリエAの優勝を果たし2000-01シーズンにはローマ所属。古巣に指揮官としての復帰は驚きもしなかったが2019-20シーズンのサンプドリアは予想外。
今振り返れば暗雲が立ち込めたのはこの

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7試合(1勝6敗)で早々に解任。クラウディオ·ラニエリ:Claudio Ranieri【1951年10月20日生】に襷は渡され、降格を何とか回避する。