王の名を冠するスタジアムと彫刻通り
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最初に言い訳しておくと今回は理由があってサッカーの話はほんの少し。アートに偏ったテキストと写真で構成している。第175話はボードゥアン国王競技場。その名のとおり1993年に逝去された第五代国王ボードゥアン一世を記念して改名されたスタジアム。
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来(25)年の閉鎖が発表された本家パリのポンピドゥー·センターに変わりいよいよベルギーのブリュッセルにカナル-ポンピドゥー
·センターが開館する。パリからブリュッセルへの移動の際、途中幾度となく目にしたのがこの作品。リ-ルが2004年の欧州文化首都に選ばれた際、草間彌生:Yayoi Kusama【1929年3月22日生】が制作した高さ7メートルのインスタレーション。題名はシャングリラのチューリップ。
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日本国内では瀬戸内海の直島宮之浦港にある赤かぼちゃがお馴染み。2006年の瀬戸内国際芸術祭の看板作品として設置された。この写真は’22年の夏に撮影。黄色のかぼちゃは台風の被害から復元されていなかった。
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ポンピドー·センターでの回顧展が2011年10月から12年1月まで催された草間先生。ニューヨーク時代の彫刻とインスタレーションなど貴重な作品はマドリードの国立ソフィア王妃芸術センターを皮切りにパリ、ロンドンを経てホイットニー美術館へと巡回された。テート·モダンでは2021年から22年にかけて『ミラールーム』も展示されている。
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シャルルロア運河の近くにあり、シトロエンガレージの旧建物を再利用したのがカナル-ポンピドゥー。最寄りはは地下鉄Yser駅。とはいえブリュッセル北駅から1.3キロと歩けなくもない。
エミール·ジャックマン大通りを延長した道路の中央スペースには景観設計家のジャック·ヴィルツ:Jacques Wirtz【1924年生-2018年7月21日没】のプロジェクト(1995年から1997年)により芸術作品が点在している。この通り名は1999年にベルギー第六代国王のアルベール二世:Albert II【1934年6月6日生】に敬意を表して改名された。既に退位から十年以上が経過しているものの前国王は本年90歳のお誕生日を迎えお元気で何より。
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