巨大うさぎ 花の都に現る
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卯年の本年は残り一月。そして来年は巴里五輪開催。赤とピンクの巨大なウサギを従えたパリジェンヌに遭遇したのはプランタン前。
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カバー写真は真っ赤なニットとアビータビール。ニューオーリンズ郊外にあるアビータ·スプリングスで醸造されている。ノンアルコール製品のラベルにはNONではなくスペイン語のSIN。
ルイ·アームストロング:Louis Armstrong【1901年8月4日生-1971年7月6日没】の名を冠するニューオーリンズ国際空港。
フランス領ルイジアナの首府がパリ条約締結によりスペイン領へと変わったのは1763年。その後第三代大統領トーマス·ジェファーソンの合衆国政府に購入された歴史の一旦が垣間見れる三文字。
ジャズがパリでも大人気とあって映画『パリの旅愁』の企画が持ち上がる。主演はポール·ニューマン、1962年に完成し公開されたスクリーンの中でアームストロングもイイ味を出している。
ジェファーソン駅もリンカーン駅もないがパリには何故かフランクリン·ルーズベルト駅だけある。仏大統領の名を冠するのはシャルル·ド·ゴール空港。
パリ市街から23キロ離れたロアシーにあるため、大きな荷物を引き摺っているとタクシーの運転手から「ロアシーouオルリー?」と声を聴かれるのは茶飯事。それでもボーヴェと聞かれることはない。
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フランス1664ビールの瓶に貼り付けた荷物タグとチケットは、アイルランドの格安航空会社ライアンエアの9116便に搭乗した時のもの。空港名はPARIS BEAUVAISと記されている。
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このボーヴェ·ティレ空港だけでなく、ローコスト実現のために、他の航空会社が敬遠する軍用用セカンダリー空港を使用する同社。交通の便が悪くともその安さはあまりにも魅力。
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市内から80キロ離れたパリ空港
ボーヴァ市内まで列車で移動して市内を散策するとパリの喧騒を離れ良い雰囲気。
パリ北駅から約1時間半で到着。距離にするとドゴールの三倍、80キロ程度か。ここも“パリ”空港ならば都内から約60km離れた成田が“新東京”でも何ら問題はない。