強豪リヨン相手に一人気を吐いた無名のダイナモ
ジェルランは、1967年10月4日歴史的記念物として認定登録される。オリンピック·リヨンが本拠地として使用するのは1950年から。
2014年12月12日リーグアン18節。ジェルランの入場者数は3万3千人。市内を散策するとは試合開催の宣伝告知も目に入る。
このシーズンは、まさかのUEFAヨーロッパリーグ予選敗退。地元出身のマキシム·ゴナロン:Maxime Gonalons【1989年3月10日生】とアレクサンドル·ラカゼット:Alexandre Lacazette
カゼット【1991年5月28日生】の代表常連組をはじめ、名の知れ渡ったプレーヤーが揃うOLは3位。対して前年二部からの昇格クラブSMカーンは19位。キックオフ、青赤縦縞のユニフォームの中で目に付いたのは中盤の17番。大半の時間を守勢に回るこの試合。小柄な黒人の運動量と粘り強さは、クロード·マケレレ
Claude Makélélé【1973年2月18日生】を彷彿させたのだが後半20分でベンチに下がる。
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翌年レスターのプレミア制覇に貢献、ここで一気にブレイクし代表に招集されるエンゴロ·カンテ:N’Golo Kanté【1991年3月29日】を初めて目視したのもジェルラン。
チェルシーでのプレーを何度かロンドンで見ているが撮影の許可がおりずスタンドからの観戦。
ようやくレンズに収めたのは昨年サンド二でのデンマーク戦。
意外なライバル フランスとデンマークの激闘史
パリジェンヌのファッションセンスは普段着でも秀麗だがリヨンでも見目麗しい女性と遭遇する。パルク・デ・リヨンの横、グルパマセンターでのUEFAユース選手権。売店スタッフ女性を撮影したいので、やもうえずビールを購入し撮らせてもらったのが今回にカバー写真。ちなみに筆者はアルコールが少々入ったほうが仕事で力を発揮するタイプだと思う。ちなみに我息子は小学生低学年にして「自分は褒められて伸びるタイプ」だと自らほざいて元嫁と爆笑した。
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フランス代表とデンマーク代表が1998年6月24日のワールドカップグループステージで初対戦したのがジェルラン。84年ミッシェル·プラティニ:Michel Platini【1955年6月21日生】が掲げたアンリ・ドロネー杯。デニッシュダイナマイトも92年に名を刻んでいるから格下扱いされる覚えはない。
試合はフランスが2-1で勝利。史上初の世界制覇に向かって一気に加速する。一方敗れたデンマークもグループステージを2位通過、準々決勝へと駒を進めている。
再戦は意外に早く日韓大会、2002年6月11日。ジネディーヌ·ジダン:Zinedine Zidane【1972年6月23日生】が復帰の前回王者相手に2-0でデンマークがリベンジ。デンマークは2大会連続で、ラウンド16に進んだが印象は薄い。個人的にはジェルランでの試合がレベルも高く今も記憶に焼き付いている。