フランスは理念を 英国は経済を
◇◇◇◇◇
民衆が立ち上がり封建的な領主権と身分制度の幕を閉じたフランス革命は1789年から約十年間の出来事。自由·平等·博愛の理念が国旗のトリコロール色に現在も象徴されている。青の自由と白の平等はイメージ通りではあるが赤の博愛はピンとこない。それでもこの革命理念は海峡を越えて英国民の社会思想に大きな影響を及ぼしたのは間違いない。一方イギリスの産業革命。その始まりは綿工業の機械化を皮切りに、多分野での発明による革新の波が押し寄せ、資本主義経済が確立された。この新たな時代の波は欧州全土に普及した。中でも筆頭はフランス。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆
1780年には蒸気機関が実用化され、その象徴たる機関車がお目見えするのは1825年の英鉄道開業。その七年後には仏国初のサン=テティエンヌとリヨンを結ぶ旅客路線が開業している。約半世紀遅れて明治五年日本でも新橋/横浜間で鉄道が開通するのだが、横浜とリヨンは姉妹都市の関係。しかしこの産業革命による社会現象の課題を欧州だけでなく日本でも未だ解決できていない。それが人口の都市集中化、地方の過疎化である。
◇◇◇◇◇