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プレミアリーグ第6節 サウサンプトンVSクイーンズパークレンジャーズ セインツ快進撃の理由 

 セインツの快進撃が止まらない。今節も、吉田こそ怪我のためにベンチ外とはなったものの、昇格してきた金満チーム、クイーンズパーク・レンジャーズの追撃を振り切って勝利を得て、二位を死守した。

 多くの主力を失い、監督も失ったにも関わらず、どうしてセインツは好成績を挙げられているのだろうか?

 理由に関しては二つ、挙げられると感じている。

 一つ目は、シュナイデルランの流出を阻止できたことだ。これはフロント陣が流出しても補填できる目算がある選手と絶対に流出させてはならない選手を見極めていた結果であるとも言える。現に移籍していった選手ですぐにフィットしている選手は見当たらない。ポチェッティーノ体制下では輝けたものの、それ以外ではサッカー脳が足りない、という選手も多かったのではないだろうか?活躍がフロックだったとは思わないが、早急だった気がしないでもない。

 そして第二の理由として挙げられるのは、優秀なスカウト陣を活用したことであろう。もともと、セインツは優秀なスカウト陣がユース世代の若い才能を発掘し、育て上げることに長けたチームである。当時はチャンピオンシップに所属していたために放出したものの、あのギャレス・ベイルもセインツのユース出身であることからも、その優秀さは伺える。マンチェスター・ーユナイテッドなどはそのユースの監督とコーチをセットでお買い上げになったことからもその優秀さは伺える。

 実際スカウト陣は全ての面において以前よりも質の高い選手を補強しており、それが今シーズンの強さに直結している。

 そして、バレンシアでの失敗を教訓に一皮剥け、名監督への脱皮を果たしつつある。

 今シーズンは非常に希望を持てるシーズンになるのではないだろうか?