入場者数当てクイズ、試合終了後のハイタッチ会などJ3の楽しみ満喫
逆に「これでいいのか?J3の意義」〜ゴール前は外国人頼み
ただでさえリーグ規定も曖昧な中、J3を初観戦した僕にとってはフェルナンジーニョや高原といったかつてJリーグや世界を沸かせたタレントが間近で観れる機会は貴重。
また、ホームの相模原のサービスも手作り感が良い意味で出ており、この日は僕も参加しました「入場者数当てクイズ」はSC相模原の公式フェイスブックページにその日の入場者数を予想するコメントを入れるだけというモノや、ハイタッチ会もJ1・J2とは違って試合前にするのではなく、試合終了後に全選手が対応するというのもアリだと思えました。
また、相模原に関しては前述したように試合前から注目していたCBウェズレイのポテンシャルの高さも際立っており、ファビオに次ぐ”掘り出し物”として上のカテゴリーへ引き抜かれる可能性が高そうで、そういった将来性のある外国人選手の活躍を見る事でJクラブのスカウト的視野でも試合を観れる点も楽しみの1つだと思います。
あとは・・運営側からすると不本意でしょうが、両チームの選手達がコンタクトプレーで発する身体と身体のぶつかる音もよりダイレクトに耳に入って来るのも、一種アイドル的にも捉えられる日本代表やJ1とは違って、リアルな戦い、リアルなサッカーを観ている方も体感できるのも興味深い点ですね。
同時に危惧する点も多々あり。色々と批判するのは初観戦の身としては微妙ですが、J3の意義としての部分が曖昧に感じさせるのが、この両クラブのゴール前に集まった外国人選手の多さ。相模原はウェズレイとフェア・モービーのCBコンビで、鳥取はフェルナンジーニョと途中出場のハマゾッチ。退場者が出て守る相模原と攻める鳥取となっては多くのプレーでこの4人が絡む、いや頼り過ぎていました。これでは日本人選手の育成にはならないでしょう。
もちろん、J3は「Jリーグ入りを狙うクラブの成長」でもあるため、クラブ運営の育成を目指しているので特に危惧する部分でなく、この規模でも優秀な外国人選手を獲得できる事をプラスに見る側面もあるので一概に非難はできません。まずは相模原のウェズレイがファビオのようにどこに引き抜かれるか?に注目でしょうか。
しかし、鳥取に関してはベテランも多く、J1とJ2の受け皿になりながら結果を求める補強。しかしながら松波監督がパスサッカーの内容を求める戦術と、何かしら1本化できない釈然としない部分が苦戦の理由なのかと思いますが気になります.