開始直後、ユース上がりの中山雄大が中国代表張琳凡を突き飛ばす。
張が出血するほどの激しいアタック、これは頼もしい。
しかしアームバンドを巻いた鈴木大輔のオウンゴールで
レイソルの重圧は開始5分でいきなり頂点に達してしまった。
この失点直後こそ、バタついていた感があったが、
しかしスタッツ上は61%ポゼッションをキープしたレイソル。
とはいえボールは持てるが攻め切れない。
中国人選手はテクニックはあるがフィジカルがそれほど強くない。
しかしなんといっても相手にはパウリーニョという核弾頭がいる。
つねに守備を意識しなければならない。
しかしこの核弾頭は40分のセットプレーで炸裂した。
パーフェクトなFKで、これはもうどうしようもない。
後半に入る時、エデルソンと大津をどこで使うのかに注目したが、
その前に57分の広州のCK、
このショートコーナーの対策に準備ができていなかったレイソルの隙を突き、
中国代表、告林がフリーになり、そこに来たクロスを告林は冷静にゴールした。
ここで試合は決まってしまったが、180分トータルだから、一点でも返したいレイソル。
エデルソン、大津、今井と攻撃と守備のバランスを考えながら選手交代し、
試合終了直前に工藤がゴールを決めることができた。