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レッドブル・グループの世界的戦略開始。標的はアジア

*現在は移籍が確定しております。
 セレッソ大阪に所属の南野拓実に、オーストリア・ブンデスリーガの強豪、レッドブル・ザルツブルグが目をつけているようだ。

 チームの中心的存在であったスロヴェニア代表MFのケヴィン・カンプルをドルトムントに放出。
 その後釜として韓国Kリーグの浦項スティーラーズから18歳のFWファン・ヒチャンを獲得しており、南野もその一環として目をつけているのだと思われる。

 チームの親会社であるレッドブル社は世界的な清涼飲料水メーカーとして知られているが、新規開拓地としてのアジア市場に注目している。
 というのは、昨年の夏に同チームのSDであるラルフ・ラングニックが語っていたことであるが、そのアジアへの進出計画が具体的な形で表に出てきたということなのだろう。

 セレッソ側は違約金その他で2億円を南野の移籍に対して要求しているようだ。ザルツブルグ側からはあくまで非公式での打診があっただけの模様なので、あくまで叩き台としての交渉であったのだろうが、選手の提供も含めた形での複数の手段を提示したと言われているだけに、アジア方面の期待の若手を育成しアジアへのアピールとしたいのではないだろうか?

 基本的にザルツブルグは若い選手を発掘して育て、高く売りさばくという戦略を行っている。

 そして、攻撃的で魅力あるスタイルを追求することをチームの方針として打ち出しており、そういうチームに目を付けられたこと自体は非常に素晴らしいことであると思う。
 しかし、精神面や技術面にまだ幼さを残している南野にとっては、J2での経験を積ませることのほうがあっている気がしないではないのだが。

 色々な思惑が入り混じるこの移籍騒動だが、果たしてどのような形で決着するのだろうか?