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紀行文:ドルトレヒトの新星が五輪代表の救世主となるポテンシャリティ 第二話/全六話

 ジュビロ磐田所属前92年のバルセロナ五輪最終予選、U23代表最年少の名波浩は出場したが、藤田俊哉の姿はなかった。1968年メキシコ五輪以来6大会連続での五輪予選敗退の要因は、A代表も兼任した横山総監督に丸投げした協会の怠慢と脆弱な組織運営。同年のハンス・オフト招聘という維新の引き金に。五輪代表も翌大会の96年アトランタにて悲願を達成。現在5大会の連続出場記録を更新中、古きを知る者にとってリオデジャネイロ大会の「6」の数字は節目となるだけに手倉森監督の手腕は弥が上にも注視してしまう。

 ドルトレヒトとフェンロの対決はスコアレスドローの痛み分けとなった。この日のマッチデープログラム掲載、恒例の選手インタビューはに順番がまわり、

Wat is je favoriete vakantie bestemming 休暇で行きたい場所を問われJAPANの答えに頬が緩む。

三星が並ぶ”俺たちはアヤックス”のプライド

 第9節、10月2日ヨングアヤックスを迎えての一戦は前半12分の失点を挽回できず悔しい敗戦。アヤックスを率いるのはあの強面スキンヘッド健在のヤープ・スタムである。レギュラーに定着したはこの日もフル出場した。

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 昨季一部リーグも経験した本人に、エールディビジとのスタイルの違いとアヤックスの感想を尋ねると、
「一部も二部もスタイルは変わりません。アヤックスは若くてもタレントが揃っているので無理をしてでも自分達のやり方を押し通す感じですね」
、と明確な返答。中田徹氏との会話からも彼の聡明さの一端がうかがえ、そのクレバーなプレースタイルにも納得。

 そして再びファン・ウェルメスケルケン・際は注目の日本人対決を迎える。次の相手はFCデン・ボス(続)