Foot ball Drunker 〔137〕visiting 『Philips Stadion』アイントホーフェン / オランダ


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’09年に撮影した完成間近のDe Blob。デザイン王国オランダではあるが建築家のマッシミリアーノ·フクサス:Massimiliano Fuksa【1944年1月9日生】はイタリア人。スチールとガラスのトラスファサードに用いた資材はオーストリアのメ―カーから調達。2004年に起工。間もなく完成のこの写真を撮影したのは10年。この商業複合施設は現在同市のランドマークに。
第133景はPSVの本拠地フィリップス・スタディオン。
フィリップス·スタディオンの改修は、 2000年と’02年の二回に分けて各コーナー部に手が加えられた。1988~2008年までのの改修費用予算額は170百万ユーロ274.2億円。収容人数36,500人は、UEFAの格付けカテゴリー4のスタジアムとしては物足りなくとも暖房付きが売り。


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六シーズンぶりのリーグ制覇を果たしたPSVは、オランダのクラブでは近年稀に見る圧倒的な強さには脱帽するしかなかった。
昨季ファン·ニステルローイ前監督から引き継いだのはペーター·ボス【1963年11月21日生】。8月5日のヨハン·クライフ·スハール。敵地ロッテルダムで移籍金1500万ユーロの新戦力ノア ラング:Noa Noëll Lang【1999年6月17日生】のゴールが炸裂。スリナム人の父とオランダ人の母の間に生まれ、五歳でフェイエノールトがスカウトした逸材。今回は負傷を理由に代表には招集されていないが、その個人技は現在のオランダでも屈指。


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リーグ開幕のユトレヒト戦もラングの放った号砲から破竹の快進撃。年が明けても勢いは止まらず「1987-88シーズンにヒディンクPSVが記録した開幕17連勝を更新できるのか?」とオランダ国内はボスのヒディング越えの話題一色、17で並ぶと国外でも活字で溢れたが、並びはしたものの結局記録更新ならず。

ボスPSV黄金の中盤三人 ヨエイ·フェールマン:Joey Veerman【1998年11月19日生】とフース·ティル:Guus Til【1997年12月22日生】、そしてボローニャから獲得した新戦力イェルディ·スハウテン:Jerdy Schouten【1997年1月12日】※98話に写真掲載と背番号20~23の同年代が顔を揃える。チーム内アシスト最多16のフェールマン、守備で貢献したスハウテン、21-22シーズンにフェイエノールトで記録した自己最多15得点には及ばなくとも二桁得点のティルと持ち味を発揮した。


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さてオランダ代表のクーマン監督はフェールマンとスハウテンを招集、ティルの落選は規定路線。五大リーグで実績を重ねるオランダ人は珍しくもない。写真は19年のスパルタク·モスクワの雄姿。