2011年7月17日FIFA女子ワールドカップスタジアム・フランクフルト
2011FIFA女子ワールドカップ決勝戦、日本対アメリカ合衆国。
119分に丸山桂里奈にかわって出てきた選手は、
小さい体にスイッチを入れハイスピードにギアチェンする。
ボールをもらうために決し長くない足を伸ばして、でもしっかりとトラップ。
ボールを持ち替え視線の先にある巨大なアメリカの壁をかいくぐろうとドリブル突破を試みる。
しかし米国選手に倒されるが、自分で決めてやろうという強い気持ちが
画面を通じて伝わってきた。
岩渕真奈。
この時はじめて認識したが、テクニックとパス主体のボゼッションサッカー主体のなでしこにあって、個の力で打開しょうとする珍しい、そして貴重なタイプであると思った。
兄である岩渕良太(FC琉球)にくっいてきて、非公式ながら地元のサッカークラブに通う日々、しかし男子のクラブであるため、当初はクラブは入団させることは考えていなかった。
小学生になると岩淵のサッカーへの思いは強くなりクラブへの入団を志願。
熱意とともにその才能も認められ、当初は反対していた両親も認め、それを受けて
クラブの内規を変更。正式に「関前サッカークラブ」の所属となった。