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日本の女子サッカーは本当に過渡期を迎えているのか?育成年代の成功となでしこリーグの現状

MF22京川 舞 キョウカワ マイ(INAC神戸レオネッサ)

【途中離脱】
MF22京川 舞 キョウカワ マイINAC神戸レオネッサ)理由:怪我のため

 これまでもあった2部リーグ所属選手だけでなく、今回は3部リーグ所属の選手まで選出された。

 その後、3部・バニーズ京都のDF石井咲希は体調不調で代表を辞退したが、FWに2部の愛媛FCレディースから上野真実と大矢歩が選出されたように、高倉監督は水源地から銘柄や実績に関わらず、良質な水を汲み上げた。

 ただ、アルガルベ杯に招集された23選手からは6名の変更があったが、DF有吉佐織(ベレーザ)・北川ひかる、FW菅澤優衣香(共に浦和レッズL)・岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)という4選手がアルガルベ杯期間での練習や試合で負傷した事と、直近で急遽アメリカのノース・カロライナ・カレッジへの移籍が決定したMF川村優理を合わせた5選手の変更は、すでに負傷から復帰した選手もいるとはいえ、代表招集に関しては「想定内」だった。(上記5名以外に落選したのは、2部・ASハリマ・アルビオン所属のMF千葉園子のみ)

注目はU20W杯得点女王の愛媛FW上野真実

 初招集のMF隅田凛(日テレ・ベレーザ)と上野に関しては、昨年の11月から12月にかけてパプア・ニューギニアで開催されていたFIFA-U20W杯で3位入賞を勝ち取ったメンバーで、今回1月以来の代表復帰となったDF市瀬菜々とアルガルベ杯に招集されたDF北川・MF長谷川・FW籾木結花の3選手を合わせて、U20W杯組が急増した事が窺える。
 
 その中でも今回新たに招集されたMF隅田はU20W杯で全6試合にフルタイム出場した守備的MFであり、FW上野は 同大会で5ゴールを挙げて大会得点女王も獲得したFW。世代別の国際大会で大きな結果を残していた2選手の招集はサプライズよりも妥当だと考えられる。
 
 また、隅田と大矢、石井(辞退)、今回久しぶりに代表復帰したMF猶本光(浦和レッズL)はアルガルベ杯と同時進行していたスペインのラ・マンガ国際大会にU23日本代表として参戦していた。同大会にはDF市瀬(怪我で辞退)とFW上野(体調不良で辞退)も当初はエントリーされており、少なくとも年代別代表では高倉監督の招集を受けていた事もあり、実はサプライズでもなかった。
 
 とはいえ、U20W杯で得点女王に輝いたFW上野は豊富な得点パターンを持つ生粋のFW。クラブでそのパートナーを務めるFW大矢とのコンビも見てみたいものだ。

 アルガルベ杯で大活躍した新たなホットライン=横山&長谷川に続くのかは誰か?水源地から汲み上げられた選手達の活躍を楽しみに待ちたい!