ドイツ・ブンデスリーガのニュルンベルグへと移籍をしたものの、出場機会を失い、ポルトガルリーグ2部ポルティモミネンセに移籍した金崎夢生。
ポルティモミネンセではチームにフィットし、今季は主力として17試合9得点と活躍していたものの、2015年シーズンを前に電撃的にJリーグへの復帰が決まった。
一年でのローン移籍の先は、古巣である名古屋グランパスではなく、鹿島アントラーズであった。
大分在籍時から金崎獲得を目指していた鹿島フロント主導の補強という印象はあるものの、カイオが不在の今は二列目で活躍が期待できるだけに、トニーニョ・セレーゾ監督的にも納得の補強ではないだろうか?
特に今季の鹿島はACLも戦う為に選手層は厚ければ厚いほど良いだけに、海外での経験のある金崎の加入は非常に大きいといえる。
スピードもあり、シュート力もある。さらにはトップだけでなく、二列目の中央、左をこなせるユーティリティ性もある金崎の存在は大きい。
また、カイオにはなかった高さもあることから、アジアでの戦いでも非常に期待が持てるだろう。
問題となるのは、名古屋時代から課題となっていた運動量と、守備での連携をどこまで高められるかにかかっていそうだ。
特にニュルンベルグ時代は追いかける展開でも運動量が少なかったことがあるだけに、ポルトガル二部での経験がどこまで彼の意識を変えられたかに注目したい。
能力の高さは間違いないだけに、鹿島でどこまでその実力を見せ付けられるか。
金崎の新しい挑戦を応援したい。