本田圭佑が所属するACミランで、シュツットガルト所属のサイドバック酒井高徳の獲得の可能性が高まったようだ。
右サイドバックとして本田と絶妙な辛味を見せているイニャツィオ・アバーテの契約は今シーズンで満了となり、マウリツィオ・デシリオにも放出の可能性があり、新たなサイドバックの獲得が急務となっているが、そのターゲットの一人として酒井がクローズアップされている。
本田は現シャルケの内田篤人獲得をミランに進言したと言われているように、本田獲得における経済効果から日本人選手獲得に前向きだといわれている。
内田はシャルケとの契約を延長したため、彼の獲得の噂はトーンダウンしたものの、酒井高徳の場合は残り契約年数は1年半と移籍金が安く済む上に左右をこなせるユーティリティ性、足元の技術とスピードという、実力の高さを買っているようだ。
彼の獲得には、今年の夏にローマが興味を示していたようだが、冬の移籍市場ではここにミランも加わる可能性が高く、チームが降格圏を脱せ無かった場合は移籍を視野に入れることは充分に考えられる。
クラブレベルでは、同じくサイドバックのハノーファーの酒井宏樹が順調に伸びている一方で、フェーの戦術に対応しきれないのか、現在最下位に沈むシュツットガルトでスタメン落ちを経験しており、伸び悩んでいる感じを受けるだけに、移籍には前向きに対応しそうだ。
今年の冬か、もしくは来年の夏にもミラン境の姿が見れるかもしれない。
長友や本田の薫陶を受けることが可能なだけに、できればこの移籍が成立することを切に望む。