最下位に沈んでいたヴェルダー・ブレーメン相手にまさかの苦杯を味わい、まさかの自動降格圏である17位でシーズンの前半を折り返すこととなったボルシア・ドルトムント。
しかし、冬の移籍市場での新選手獲得と合宿で降格圏脱出を図ろうと必死であるが、同時に資金力あるチームによる食指が動きつつあるのもまた事実であり、チームはそういった横槍とも戦わねばならない状況となっている。
その中でも最たるものが、マンチェスター・ユナイテッドである。
ファン・ハール指揮下で各地から有力選手をかき集め、来季のチャンピオンズリーグ出場を目標に更なる選手獲得に意欲を出してる。
そんな彼らが、ドルトムントの守備の要であるドイツ代表DFマッツ・フメルスの獲得に乗り出す公算が高いようだ。
以前よりフンメルス獲得に興味を示していたユナイテッドだが、今回の思わぬ苦戦は彼の獲得に追い風であると考えているようで、その移籍金として6000万ユーロ(約88億1000万円)という記録的な金額を提示しているようだ。
フメルス自身も現状のドルトムントの状況には不満を抱いているようで、それもマン・ユナイテッド移籍へ前向きに考えている、などという噂に真実味を与えるのに一躍買っているようだ。
ただ、今シーズンは怪我による影響もあってか、本調子とは言い難い部分があるのは確かである。
彼の売却資金を元に新たな選手獲得に動く可能性も捨てきれない為、今の状況ならば今が売り時とも言える。
難しい判断を強いられるドルトムント上層部の判断や如何に?