Foot ball Drunker〔142〕visiting 『Lotto Park』ブリュッセル / ベルギー


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翌月にはベルギーU16代表がフランスU16と親善試合を行い2-1で勝利。アヤックス戦で注目を浴びた兄に続けとばかり、アンデルレヒトからは弟ヨルダン·ルカク:Jordan Lukaku 【1994年7月25日生】とデニス·プラエト:Dennis Praet【1994年5月14日生】を送り出している。ヘンク在籍時にアーセナルとリールが獲得に乗り出したが国外を敬遠しアンデルレヒトに。

’11年のフューチャーカップ第2回大会のトロフィーは前年のアムステルダムからブリュッッセルに。アンデルレヒトU17は全試合無失点勝利。決勝では連覇に挑んだアヤックスを0-1で退けた。大会最優秀選手に選ばれたのはプラエト。実は前年アヤックスもその才能に目を付け獲得を熱望していたのだが。

その後もアンデルレヒトU17は、過去11回の同大会で四回決勝に進出し11年、13年、15年と三回の優勝している。いずれもホストのアヤックスを決勝で下しての戴冠。ベルギーの強豪は育成の名門として一目置かれる存在に。
然しこの94年生組で今回の EUR02024に参加そているのはレアンドロ·トロサール: Leandro Trossard【1994年12月4日生】(現アーセナル)のみ。


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トルネオ·ディ·ヴィアレッジョは、伝統あるイタリアの国際ユース大会。2012年大会にアンデルレヒトU19が招待され肌寒いトスカーナへ。タレントは豊富なだけに三試合1-1のドローでのグループ敗退では肩透かしも否めない。

翌13年は、本腰を入れての参戦。快進撃で決勝まで上り詰めファイナルではミランに3-0の完勝。

前年のタリフをトップ下に配した布陣から2枚のサイドハーフ変更。タイのブリーラムから貸し出されたガーナ人フランク·アチェンポン: Frank Acheampong【1993年10月16日生】が左に入り2ゴールの活躍。ヨルダンは前年ウイングバックから左サイドバックに固定。現在アストンヴィラからナポリに貸し出されているレアンデル·デンドンケル:Leander Dendoncker【1995年4月15日生】が頭角を現している。カタールでのワールド杯に続き現在EURO2024に参戦すると思われたのだが。


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前年出場したプラエトとマッシモ·ブルーノ:Massimo Bruno【1993年9月17日生】はトップチームのレギュラーでユースは既に卒業していた。ディフェンス陣ではコンゴで見つけたダイヤの原石シャンセル·ムベンバ:Chancel Mbemba【1994年8月8日生】が二年連続の出場。12年に右サイドバックで起用されたフェルヴォートはこのシーズンオランダ二部のFCアイントホーフェンに貸し出されていた。

さて、前置きが長くなったが2013年12月7日:18節のワースランド·ベフェレンとの試合を観戦。一番安い席でも25€は思いのほか高額な気もしたが氏名が表記されていたので、いいトシの親爺が無邪気に喜んでいた気がする。22,500人収容のスタジアムに19,500人とまあまあの入り。