現在、シャルケからレーバークーゼンにローン移籍をしているギリシャ代表DF、キリヤコス・パパドプーロスをリバプールが狙っているようだ。
膝の大怪我からカムバックしたものの、当時のケラー体制下では出番が無く、出場機会を求めてシーズン開幕直前にレーバークーゼンへの一年のローン移籍を敢行した同選手は、バックアッパーとしてチームを支え、公式戦16試合に出場、3ゴール1アシストを決めている。
いずれのゴールもチームが苦境の際に決めた非常に価値の高いゴールであり、チームとして欠かせない戦力になりつつはあるものの、センターバックのレギュラーであるトルコ代表のオメル・トプラクとボスニア・ヘルツェゴビナ代表のエミル・スパヒッチの牙城を崩すまでには至っていないのが現状である。
一方、リバプールはサウサンプトンから獲得したデヤン・ロブレンが期待外れの成績に終わっており、高齢化の為にコロ・トゥーレも戦力外になりつつある。
リバプールの現状を見ると、本来はセントラルMFであるドイツU21代表のエムレ・チャンを最終ラインで使わざるを得ない状況となっており、手ごろなセンターバックの獲得が急務だ。
パパドプーロスは若く、シャルケとの契約も2016年までであり、契約金も500万ポンド(約9億円)と手ごろな移籍金になりそうなこと、レーバークーゼンへのローン契約には買い取りオプションも無いことから今夏の補強のターゲットとしているようだ。
パパドプーロス自身もドイツ以外でのプレイの希望を持っていることから、移籍はあっさりと決まる可能性がある。
ドイツで急成長したギリシャの俊英は、来季をどこで過ごすのだろうか?