
◆◆◆◆◆
マッケイ氏が所有するバウトリーの約37エーカーの土地に最先端の総合フットボール施設の建設計画が発表されたのは’22年。
プーさんと仲間たちが暮らす森は100エ-カ-だからピグレットも英国籍なのは間違いない。ロンドン郊外のハートフィールドで暮らす英国人作家アラン·アレクサンダー·ミルン:Alan Alexander Milne【1882年1月18日生-1956年1月31日没】の物語がくまプーの原作。アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるディズニーが1961年に映画化の権利を獲得しても物語の舞台がイギリスから変わってないのは嬉しい。日本では馴染みのない単位ではあるが、新国立競技場の敷地面積が英国では約27エーカーと報じられたから、兎に角よくわからない程、かなり広いのは確かである。
◇◇◇◇◇
開発業者であるアーバナ·タウン·プランニング社と施主のウィリー·マッケイ氏が積算した総建設費用は5,500万ポンド。既に100万ポンド以上を費やしていたのに、ドンカスター市議会の計画委員会は、今月11日、二時間半に及ぶ意見聴取と質疑応答、そして審議の結果、なんと申請を却下したと驚くべきニュースが飛び込んできた。エリートサッカートレーニングセンター敷地内には、フルサイズのコ-ト五面、ゴールキーパー専用トレーニングエリア三面、ウォームアップおよびテクニカルトレーニングエリア三面、499席の屋根付きスタンドピッチ、、高架カメラ台などを備える計画。ホスピタリティ、メンテナンス、セキュリティ等のサポートスタッフを常駐させた五つ星ホテルに宿泊もできる。地元住民反対派は採光権や眺望権の侵害だけでなく、これまでに警察に通報した被害にもふれた、「2023年以降、異議を申し立ててから脅迫や威嚇を受けるようになりました」そしてドンカスターに全く利益をもたらさない。部のエリート層のための開発とその名称を皮肉ッたのは見事な陳述だった。
バウトリー小売協会会長が商業的利益を強調、地元住民でフットボールコーチの申請を支持する発言をしてはみたが効果は薄く
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
さて24年2月17日土曜の午後、18勝1分で首位を快走するディアーン·アンド·ディストリクトFCとの試合に先発出場して3-1の勝利。マラファルコンズ·スタジアムに足を運んだ844人のファンも大喜び。実はこの試合に出場したレジェンドはマルグルーだけではない。フラム、アストン·ヴィラ、リーズでもプレーしたロス·マコーマック: Ross McCormack【1986年8月18日生】は、8部リーグのリヴァーシェジ:Liversedge FCの選手兼ディレクターの職を退いたばかり。グラスゴー出身のスコット·マクラフリン:Scott McLaughlin【1984年1月20日生】も2004年にリンヴィングストンFCでスコッティッシュ·プレミアシップを経験している。この三人はスコットランド人なのでドンカスターシティへのゲスト参戦も合点がいく。
ユニークなのはアイルランド代表でのキャッップ数43のプレーメーカー。ノリッジ·シティで活躍したウェズ·ホーラハン:Wes Hoolahan【1982年5月20日生】も出場したから、対戦相手の唖然とした顔が目に浮かぶ。この時四十一歳のホーラハンは2022年までケンブリッジ·ユナイテッド:Cambridge United(三部)を解雇されてから一年半ぶりの試合だった。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
17年6月17日アヴィヴァ·スタジアム。ワールド杯予選グループDのアイルランド代表とオーストリア代表の対戦。ハムデンパークの興奮が冷めやらぬまま一週間が過ぎた。この試合も結果は1-1のドロー。ハリー·アーター:Harry Arter【1989年12月28日生】に代わって背番号14ホーラハンがピッチに入ったのは後半20分を過ぎてから。試合後の酒場はお祭り騒ぎ。両国のサポーターが互いの健闘を称え、ビールジョッキを笑顔で酌み交わす風景。グラスゴーのスタジアム周辺で感じた殺伐とした空気とあまりにもかけ離れていて、あらためてフットボールとフットボールファンを愛おしく思えた。日本から取材で来たと挨拶してレンズに収めたのがこちらの写真。両国から一杯づつグラスを差し出されたら断る理由がない。子供みたいな東洋人のくせに見事な飲みっぷりと、オヤジと恰幅の良い美熟女たちにもハグされたが、できることならば若い女性が良かったのだが。