チャンピオンズリーグ第三節、ボルシア・ドルトムントは敵地イスタンブールでガラタサライと対戦した。
今シーズンより元イタリア代表監督であるプランデッリ氏に交代したガラタサライだが、ここまでなかなかうまく周っているとは言いがたく、チャンピオンズリーグでも結果を残せていない。
一方、チャンピオンズリーグでは好調のドルトムントはここで勝って突破をほぼ確実にしてきたいところであった。
怪我人に泣くドルトムントは新布陣をトライ、1トップにオウバメヤンを置き、ロイス、香川、ミキタリアンを並べてきた。
これが上手く機能し、前半だけで3−0という点差を生むことになった。その結果、主力を一部休ませることと、何よりもギュンドアンを楽な状態で試合に投入し、試合勘を少しでも回復させることができたのは大きい。
もともと、クロップの掲げるサッカーにおいて1トップに求められる仕事は非常に多い上、タスクも複雑であり、理解し、監督の意のままに動けるようになるまでには非常に時間がかかる。
レヴァンドフスキでさえ、加入当初はバリオスの控えで出番が無かったのだ。
そういう意味では、交代で入ったラモスにゴールが生まれたのは良い兆候であろう。
インモービレも少しずつではあるがクロップサッカーとドイツサッカーに順応し始めている兆しが見えている。時間が必要な感じだけに、国外では調子が良いこのアンバランスなチーム状況を改善したいところだろう。クリスマス前までには上位陣との直接対決が待っているだけに、チーム状況を少しでも上向かせられるかが鍵になりそうだ。