
しかし、宇佐美貴史(現フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ2部)とパトリック(現サンフレッチェ広島)による“J最強2トップ”に任せきりの攻撃は単調で、次第に対策をとられて抑え込まれた。すると長谷川監督は<4-4-2>から<4-2-3-1>へとメインシステムを替え、宇佐美のサイドMFへのコンバートや欧州移籍、1トップで孤立したパトリックの大スランプにより、年々成績は下降。今季は2試合を残して2桁順位に沈んでいて、今や「超攻撃のガンバ」などとは誰も言わなくなった。同様の現象は昨季をクラブ史上最高の5位で終えながら、今季は現在17位でJ2降格濃厚となってしまった大宮アルディージャにも起きている。得点とアシストを量産し、川崎フロンターレに引き抜かれた元ガンバのMF家長昭博は、G大阪での宇佐美と同様の役割を担っており、共に『ガンバユース史上最高傑作』と称されるアタッカーだった。