48〗Euro Park Stadion / フライブルク

キャピタルシティならば当たり前の光景もかもしれないが、この規模の都市では異色。現在大学生ならば2002年以降に生まれたゼット世代ど真ん中。一昔前は両親の国籍を継承する「血統主義」だったドイツ。両親のどちらかがドイツ人でなければ、ドイツで生まれてもドイツ国籍は取得できなかった。
しかし1998年のフランス·ワールドカップで母国に黄金のトロフィーを掲げたマグレブ系レ·ブルー。これが影響したのか定かではないが、その翌年に遅ればせながらドイツも国籍法が改正され、2000年以降からは八年以上滞在している外国人を親に持つ子女ならば、両親の国籍に関係なくドイツ国籍を取得できるようになった。この『出生地主義』の世代がそろそろA代表の主軸に名乗りを挙げるはず。
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さて、最初の写真の彼が着ているのは赤基調に襟もとと脇から下のサイドに黒を用いたツ-トンカラ-。これは2018-19シ-ズンのデザイン。七年前のモデルを大切に着ているから「このデザインはいいよね」と撮らせてもらった。 一方紙面のシュロッターベックは2021-22シ-ズンのアウェ-用。虎柄もどきの変な模様が入ったホ-ム用よりもシンプルで見映えは良い。フライブルクは楕円形に鷹の上半身と獅子の下半身を持つ架空の動物グリフォンを入れたエンブレム。白黒無彩色のワンポイントが赤と黒のユニフォームのアクセントとなっていて相性もよい。
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堂安は昨季リ-ガ全三十四試合に出場する皆勤賞。二桁得点も記録するなど三年間の集大成ともいえる充実したシ-ズンを過ごした。環境都市として名高いフライブルクは異邦人にも住みやすくクラブ内の環境も申し分ない。あえて粗を探すならば2023-24版のホームユニフォーム。赤と白で複雑な幾何学的な模様は、何を表現したいのかよくわからず目がショボショボして老眼には向かなかったことぐらいだろうか。〖第四十八話了〗
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