58〗Estadio Ramón Sánchez Pizjuán / セビージャ


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そのマッチのカバ-がひとつき遅れて発表されたことで注目されたのが前述のマ-シ-が作った名曲。2006年のUEFAカップはシャルケ04との準決勝が事実上の決勝。

伝説となったトニーとトニー

この試合の殊勲者アントニオ·プエルタ【Antonio Puerta 1984年11月26日-2007年8月28】が翌年心臓疾患により、22歳の若さで他界したのは病死だから、まだ納得できても、2019年ホセ·アントニオ·レジェス【José Antonio Reyes【1983年9月1日生-2019年6月1日没】の交通事故死 三十五歳での他界は、整備不良と時速237キロのスピード超過が原因とあって悔やまれてならない。

「トニーの奴がしくじった。・・・赤い血がカラッポの世界を染める」とマーシーが歌っている。実はこの曲の歌い出し、
「アンダルシアに憧れてバラの花をくわえて踊ってる」で始まるが赤いのは血であって薔薇の色にはふれていない。それでも
セヴィージャサポ-タ-が真っ赤に染めるスタンドの記憶がアンダルシアの薔薇は赤以外は有り得ないと語っている。セビージャとアトレティコで計五回のEL制覇。レジェスの残した功績はカラッポではなく、満ち足りた世界の赤いサポーターの心に刻まれている。

How wonderful life is while you’re in the world 君がこの世にいる人生はなんて素晴らしいんだろう。