Foot ball Drunker〔141〕visiting 『Estádio Municipal de Braga』ブラガ / ポルトガル


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今回のEURO2024ポルトガル代表メンバーではペドロ·ネト:Pedro Neto【2000年3月9日生】がSCブラガの生え抜き。但しウルヴァーハンプトン·ワンダラーズの同僚ジョゼ·デ·サ:José de Sá 【1993年1月17日】もブラガの出身。
マンチェスター·ユナイテッドのディオゴ·ダロト:Diogo Dalot【1999年3月18日生】もFCポルトのユースアカデミーで学ぶ少年だったが生まれ故郷は“祈りの街”。

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入場ゲートから息を切らして駐車場まで登るとこれが飛び切りの絶景。切り崩した鉱山を活用したスタジアムの醍醐味は見下ろさなければ味わえない。
設計を手掛けたのはポルトガルが輩出した二十世紀最高の建築家。2011年にプリツカー賞に輝いたエドゥアルド·ソウト·デ·モウラ【Eduardo Souto de Moura【1952年7月25日生】。


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紀元前古代ローマ帝国がイベリア半島を征服した後、属州ガラエキアの首都としてブラカラ·アウグスタは繁栄を極めた。ローズオーロラはアレンテージョ(中南部)で採掘される最高級の大理石。欧州で最も高い石灰岩の岸壁が絶景のアラビダ自然公園。そのアラビダ山の石灰石に、ギマランイス近郊のグランペルラに代表される上質の花崗岩。北部のポルト近郊で採石される玄昌石(ブラック·スレート)を外壁や床に用いた施設を日本でも見掛ける。


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中世の佇まいを残す城塞から生活感が漂う民家まで、いつの時代も石と共に暮らしてきたのがポルトガル人。最古の街と通称‟採石場”と呼ばれる蹴球場を参観し周辺を散策して、自然と歴史·文化の香りに包まれると傾げていた首をゆっくり縦に振りたくなる。[第141話了]


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