タベルナで食べた謎の煮込み
リーグ・アンが先週末は、既に第四節。開幕前には早くも前半の天王山かと注目されたオリンピック・リヨン対PSG。しかし開幕から白星なしのリヨンがこの日も四失点の絶不調。後半から期待の新戦力をピッチに送り出しても焼け石に水。
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車窓から放牧された牛や馬を目にする機会は、欧州では珍しくもない。かつて羊毛の生産大国ポルトガルでは、今でも頻繁に羊を見掛ける。この国の名物は、日本では入手困難なチーズ等羊乳製品。
大西洋に注ぐドウロ川の河口、潮風香るポルトから列車に揺られること45分。ヴィラダスアヴェス駅に到着すれば海沿いとは街の雰囲気も自ずと異なる。
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第12話はエスタディオ・ド・デスポルティーボ・アベス:Estádio do Clube Desportivo das Aves。
スタジアムまでの1.7キロのはずが見当たらない。リオアーヴェ通りまできて道を間違えていることに気づく。
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サンロウレンソ通りを歩きながら喉の渇きと空腹を満たせる場所を探していたところに住宅街で見つけたのがタベルナ=食堂。
7upを一気飲みし豆の煮込みと白米を迷わず注文。この味は正直日本人の口にはあわないと思いながらとりあえず完食。食材のお肉はおそらく羊か。
羊たちが沈黙する国、ポルトガル
セントロ地方で出された羊肉の赤ワイン煮込みを前にして沈黙。道中出会った羊。暫し沈黙して互いの視線をあわせると、穏やかなポルトガルの空気と相まってか愛おしさもこみあげる。「僕を食べるの？」訴えかけられると切ない。
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『羊たちの沈黙』はジョディ・フォスター:Jodie Foster【1962年11月19日】がアカデミー女優に輝いた1992年の名作。