先ごろ、ドイツ代表MFのマルコ・ロイスと契約更改を行ったボルシア・ドルトムントは、次なる契約更改を行うようだ。
その相手は、今シーズン漸く怪我も癒え、鮮烈に復帰した元ドイツ代表MFのイルカイ・ギュンドアンである。
1月の移籍市場ではプレミアのチームへの移籍が噂され、つい先日もレアル・マドリードへの移籍話を断ったという報道もあっただけに、チームとしても残留か移籍かを早急に決めるためにも行動を開始したようだ。
ギュンドアン自身が海外志向が強く、将来的にはスペインかイングランドでプレイをしたいと語っており、フリートランスファーでバイエルン・ミュンヘンへ放出せざるを得なかったレヴァンドフスキの二の舞だけは避けたいと考えているようだ。
ただ、追い風となりそうなのは、ロイスが(偽造免許による無免許運転の発覚なども重なったとはいえ)チームへの残留を決め、契約延長を選んだことと、香川の復帰とカンプルの加入でギュンドアンが活躍していたころのドルトムントにチーム状況が戻りつつある点であろう。
現状のギュンドアンの調子を見ると、まだトップフォームに戻ったとは言いがたく、些細なミスも多い。
今の段階ではリーガ中位でもスタメンで出れるかどうかは微妙なところでは無いだろうか?
ビッグクラブの三列目で活躍するには経験不足が目立ち、二列目で使うにも判断の遅さが目立ち活躍には至らないと考えられる。
特に大怪我を追った後だけに、強靭なフィジカルが求められるイングランドではだいぶ厳しいものがあり、もうしばらくはドルトムントに在籍し、国際舞台での経験も積むべきでは無いだろうか?
いずれにしろ、ドルトムントに残るか否かの判断はまもなく付けられるだろう。出来れば、もう暫くドイツでその姿を見たいものだ。