一つ目、この日ビャニッチを欠いていたローマは、普段通りのサッカーができなかったということで
この3人が一致したのだが、その具体例を大黒がナインゴランのポジション取りで説明してくれた。
一言で言うといつもより後ろ寄りで、背後のスペースのケアが気になって前に出られないことだという。
本当はもっと詳細な説明があったのだけど、画面と連動して「そうここ、ここらへんがいつもと違いますね」などと
的確なタイミングで言ってくれる。
二つ目は大胆な監督采配解説。ローマに対しガッチリ守備ブロックを造り守りに関しては見ていて安心できるレベルで、
イーブンかややミランにチャンスありかという状況であったが、
70分にアルメロが2枚目のイエローで退場処分となった。
数的均衡を失ったミランは本田をまず外しDFのアレックスを入れ守備を固める。
つぎにハードワークし疲れの見えたポーリを外し守備力をキープする策に出る。
このあたりの守備事情は自身のセリエA体験も含め
「4-4-2を4-4-1にするのは、向こうの人はなんともないっすよ。一つだけなく少なく感じで」
しかし終了直前、なんとメネスにかえてエル・シャーラウィをいれ攻撃の余地を残した。
これが大黒のツボをヒットした。
「さすがっすねインザーギさん」
尚この試合本田も含めすべて呼び捨てだったが
インザーギを呼び捨てることはだけは絶対なかった。
三つ目は試合後の出来事。
通常試合のハイライトで名場面が流れる、
その中には果敢にしかも寡黙にスーパーセーブを決めるディエゴ・ロペスが度々映った。
そのスーパープレーぶりを感心するかとおもいきや、
「ディエゴ・ロペス、いいっすよね、ほら、よくスーパーセーブ決めた後、味方を怒るキーパーおるやん
あれむかつきますやん。いいやん成功したんやったら。」
これには大爆笑。