チェルシーは開幕から、バーンリーとレスターの昇格組である2クラブと試合。勝利をおさめた。
昇格組が相手とはいえ、好スタートを切れたことはとても好ましい。
この2試合はチェルシーに今夏から攻撃陣に新たに加わったMFセスクとFWジエゴが躍動した試合であった。
セスクの巧みなボール配給。ジエゴのボールへの反応力。いずれも素晴らしい。この活躍が監督だけでなくサポーターにも安心感を与えたことだろう。特にストライカーであるジエゴには1試合でも早く得点する必要があったと私は思う。
ここ数年決定打を放つことのできる絶対的なストライカーに欠いていたチェルシーにとって彼の加入、活躍は誰しもが望んでいたことであった。
リーガで十分な経験を積んだ彼が、プレミアでも得点を重ねられるか。今後も注目したい。
だが、先日27日の練習の際にジエゴは負傷。一刻も早い復帰を期待する。
監督であるモウリーニョは今夏の補強にかなり満足がいっているようである。チェルシーサポーターである私も、ここ数年を振り返ってみても、今夏は特に充実したものになっていると感じる。
前述のストライカーのジエゴと、プレイメーカーのセスク加入にくわえ、アシュリー・コールの抜けた左SBにはフィリペ、ルイスの後にはズマ。確実にスカッドに厚みをもたせることができている。だが正直、CBにはもう一人ビッグネームが欲しいところ。まだまだ存在感を放つベテランのテリーもかなりの年である。モウリーニョの教え子でもあるレアルマドリードのDF、ラファエル・ヴァランが来てくれると良いのだが・・・。そしてジエゴが戻ってきてくれたなら、チェルシーのスカッドはより磐石なものとなるだろう。