最近、どちらかと言えば控えめな役回りを演じていたメッシ。
自分でシュートを打たないで、パスを出したり、
ここんとこ3試合ゴールから遠ざかり、
他の選手ならそれが普通なのだろうけれども
メッシともなると多少気なる。
またわずか勝点2差であるが、レアルに順位も抜かれ、
一部ではバルサの時代は終わったと論陣を張る専門家もいて
世界中のサッカー界を引っ張っていた一時期よりは確かに
多少影が薄くなったバルセロナ。
今季はスアレスの加入もあったが、
そのデビュー戦であったクラシコは結果を残せなかった。
ただ時代の寵児前としていたメッシは、
むしろ区切りの試合で突然ハットトリックを決めるところは
むしろしたたかさを醸しだした感がある。
一皮むけた次のステージに入ったニューメッシの登場を期待したい。
というのも、それを象徴する場面がった。
新記録である252点目がかかったとき
メッシをボールを持ちゴールに向かっていた。
その時、左にネイマール、右にスアレスが並走してた
メッシの前にはディフェンダーがいたため
メッシがどちらにボールを出すかを選択肢なければならなかった。
ただネイマールの方には二人ほどディフェンダーが更に並走していたため
その点スアレスのほうが確実であった。
しかしそこはメッシ、あえて難しい方を選んだ。
ボールを受けたネイマールはすぐにリターン。
そのボールはメッシでもスアレスでもゴールが可能な折り返しであった。
その時足がより伸びたのがメッシであった。
その伸ばした足とそれに触れたボールとともにゴールに吸い込まれ
新記録が生まれた。
スアレスは悔しかったのか、残念そうにゴールの横であららというかんじで一回転していた。
これを見た時、メッシとスアレスの間に隙間風が吹くのではないかと心配になったが、
この後、試合中にもかかわらずなんとみんなで胴上げ、
また試合終了後にもセレモニーが行われ、メッシを中心としてみんなでカンプ・ノウのモニターを見ていたが
ちょうどメッシの真後ろに立っていたスアレスに何かを話しかけていた。
その時の自信にあふれたメッシと妙にしおらしい顔をしたスアレス。
同じ年なのに5歳位メッシの方が年上に見えた。