アンフィ-ルドが涙色に染まった日◇◇◇◇◇前話はホセ·アントニオ·レジェス:José Antonio Reyes【1983年9月1日生-2019年6月1日没】の悲劇で幕を閉じた。'19年の交通事故死から六年。今夏ディオゴ·ジョッタ:Deogo Jota【1996年12月4日生-2025年7月3日没】兄弟での痛ましいご逝去の報が世界
横澤 悦孝

イングランド / England
59〗Anfield / リヴァプール

スペイン/ Spain
58〗Estadio Ramón Sánchez Pizjuán / セビージャ
スペインビ-ル とうもろこしの甘味は有りか無しか◇◇◇◇◇夏になるとビールを注文してカラオケで盛り上がる。自分の中では秋や冬にカラオケに行きたいとは思わない。季節感はないが歌うのが1977年にリリースされた『ルパン三世のテーマ』。銭月警部は実在しないがICPO=国際刑事警察機構は実際に機能しており、欧州で筆者のデータもインターポール

リトアニア/ Lithuania
57〗FK „Žalgiris“ namų stadionas / ヴィリニュス
偏向報道ならぬ偏向人間が増える時代 ◇◇◇◇◇日本代表のユニフォ-ムデサインが一新される。昨年採用されたY-3モデルは短命に終わった。山本耀司:Yoji Yamamoto【1943年10月3日生】は二十代の頃一番気に入っていたジャケットのブランドがY's(ワイズ)だったから神的存在。しかし森保ジャパンのY-3モデルには違和感が

セルビア / Serbia
56〗Stadion Partizan / ベオグラ-ド
九月の欧州予選 無敗で本命と対抗が激突◇◇◇◇◇ 八月も残すところ一週間。晩夏から初秋へと変わろうとも、おそらく日中のこの厳しい暑さがおいそれと和らぐはずも無い。開幕した欧州各国リーグの熱気も冷めやらぬ九月は来年のFIFAワールドカップの予選が本格的に始まる。既に三月から開戦したグループもあり、散付きは扨措、ここまでの結果

トルコ / Turkey
55〗Ali Sami Yen Sports Complex / イスタンブ-ル
真夏のJ ナガトモユウトは見ておくべき◇◇◇◇◇Jリ-グも年に一回ほど観戦する。但し選手の名前も覚える気がない。もう脳みそはスカスカ、入らず素通りしていくだけなので。順位表を眺めていたら見慣れないエンブレム。今更ではあるが名古屋グランパスが三色のシンプルなデザインに昨シーズンから変わっており、チームカラーも伝統の赤と黄色に加えゴール

フランス / France
54〗Stade Sébastien Charléty /パリ
三十五年ぶりのトップリ-グ還帰 花の都にはもうひとつのクラブチ-ムがあった◇◇◇◇◇遂に欧州五大リ-グが開幕。日本では終戦記念日の15日に英プレミアリーグ、西ラ·リーガ、そして仏リ-グ·アンでこれから一年間に渡る戦いの火蓋が切って落とされた。話題のクラブは1990年以来三十五年ぶりのトップリ-グ復帰となるパリFC。LVMHとレッ

ブルガリア/ Bulgaria
53〗Hristo Botev Stadium / プロブディフ
真夏に炎天下で撮影する 驚異のコスプレ·イベントに初潜入◇◇◇◇◇何年かぶりにお盆に仕事をせず休みを満喫した。新橋のガ-ド下で元職場の同僚と昼間からジョッキを傾け旧交を深める。暑さで汗と共にアルコ-ルも流れ出たので東京ビッグサイトまで足を延ばすことに。《コミックマーケット106》が開催されており、普段接することのない人達の波に揉まれ

ハンガリー/ Hungary
52〗Sóstói Stadion / セーケシュフェヘールヴァール
芳醇で独特の味わい コスパ最高のハンガリ-ワイン◇◇◇◇◇ハンガリー第三の都市、ミシュコルツの東トカイはワインの名産地。蜜のような甘さの貴腐ワインで知られるが、フルミントなど辛口の白ワインも美味。空けたボトルの数は二桁にも満たないからお薦めするのも些か烏滸がましいのだが、エルドベニヤ村のワイナリーでつくられたカラーディ·

ハンガリー/ Hungary
51〗 Illovszky rudolf stadion / ブダペスト
華やかなりし頃の香港に 危機一髪+一発逆転◇◇◇◇◇民主化を叫ぶ若者達と警察が激しく衝突したのは2019年の香港。香港国家安全維持法施行後は、中国化を拒む約五十万人の香港人が海外へ逃れ、変わりに海外からの移住者を招き入れるはずが急増したのは中国本土から転居した新香港人達。最後に深圳·香港を訪問したのは二十年前だから随分様変わ

キプロス / Cyprus
50〗Stelios Kyriakides Stadium / パフォス
その美貌と気品は色褪せない永遠の妖精◇◇◇◇◇節目の五十回、このコラム連載は欧州を旅した記録なので自身が撮した写真を掲載することに拘る。カバ-写真はサイト運営会社担当から薦められて女性のポ-トレ-トを使用する流れに。もともと企画運営するイベントの記録を撮影する為購入した一眼レフ。人物だけを撮る機会はスタジアム以外ほとんどなか

ベルギー / Belgium
49〗Lotto Park / アンデルレヒト
代表キャップ数は歴代最多 感動と歓喜に包まれた巨星の幕引き◇◇◇◇◇第49話はアンデルレヒトの本拠地ロトパーク。ベルギーの国営宝くじ企業Loterie Nationaleとネーミングライツを契約を結んだのは2019年。昨季最終戦ではヤン·フェルトンゲン:Jan Vertonghen【1987年4月24日生】の引退セレモニーが

ドイツ / Germany
48〗Euro Park Stadion / フライブルク
去る者は日々に疎し 新たな日本人ヒーローの予感◇◇◇◇◇昨年九月三日の早朝、羽田空港第二タ-ミナルに見慣れた顔。昨夏より全日空はルフトハンザとの共同運行便をデイリ-で運行している。日本代表 堂安律:Ritsu Doan【1998年6月16日生】はミュンヘンから約十三時間弱を機内で過ごしての帰国。埼玉スタジアム2002での中国戦を翌々日に控えていた。アリアンツアレ-ナで

デンマーク/ Denmark
47〗Lyngby Stadion / コンゲス·リュンビュー
ペーパーレス化の推進が加速する欧州◇◇◇◇◇頻繁に利用する格安ライアンエアーが本年十一月、紙の搭乗券を全面廃止して、デジタルのみに移行すると発表。ほんの少し前まで自前に印刷するのを忘れると空港でチケット代より高額のプリント代を請求されるから洒落にならない。日本が世界に誇るコンビニエンスストアのサ-ビス機能の充実ぶりは秀抜。ち

オーストリア / Austria
46〗Stadion Hohe Warte / ウィ-ン
マジャ-ル語のオ-ストリア産缶ビ-ルはレモン風味◇◇◇◇◇帰国翌日に第45話を寄稿以来、随分間をおいてしまい約二週間ぶりの第46話。この間何をしていたかと言うと、参院選の投票日を挟んでネットで只管情報収集に時間を費やしていた。◇◇◇◇◇

ポーランド/ Poland
45〗Józef Piłsudski Cracovia Stadium / クラクフ
ポーランド大統領選 その差は1%に満たない薄氷の勝利◇◇◇◇◇アメリカでの新政権発足以降、ドイツを筆頭に欧州各国も揃って右寄り。何よりも何処よりも『自国第一』の流れに今夏の参院選ものみ込まれるのか。『ポーランド第一』を旗印に掲げたカロル·ナヴロツキ:Karol Tadeusz Nawrocki【1983年3月3日生】氏が新大

イタリア/ Italia
44〗Stadio Arena Garibaldi – Romeo Anconetani / ピサ
暑中のスイスでビ-ルは一日一本 ◇◇◇◇◇昨晩コペンハ-ゲンからバ-ゼルに移動したら妙に暑い。フランス側に宿をとったがロビ-にあっても室内にはエアコンがない。北欧で快適に過ごしていたから、欧州各地が熱波で大変らしいと日本の友人からのLINEで知った。冷たい飲み物で喉を潤そうとコーラの500mlペットボトルを2.9スイスフラ

スペイン/ Spain
43〗Estadio Vicente Calderón / マドリッド
パタタス·ブラバスにはチョリソーを加えねば ◇◇◇◇◇スペイン料理でまず思いつくパエリアはヴァレンシア料理。バルセロナ名物は素揚げしたジャガイモにカタルーニャ風マヨネ-ズソースのアリオリをかけたパタタス·ブラバス。マドリードで日本人に人気なのは大きなマッシュルームの上に刻んだチョリソーとパセリを乗せて焼いたタパス。◇◇◇◇◇

フランス / France
42〗Stade Auguste-Delaune / ランス
フランスは理念を 英国は経済を◇◇◇◇◇民衆が立ち上がり封建的な領主権と身分制度の幕を閉じたフランス革命は1789年から約十年間の出来事。自由·平等·博愛の理念が国旗のトリコロール色に現在も象徴されている。青の自由と白の平等はイメージ通りではあるが赤の博愛はピンとこない。それでもこの革命理念は海峡を越えて英国民の社会思想に大

オランダ/ Netherlands
41〗MAC³PARK Stadion / ズヴォレ
アヤックス新指揮官の候補にあがった外様の名将◇◇◇◇◇2024-25のオランダ·エールディビジは七連勝と追い風を背に受けてPSVアイントホーフェンが大逆転のフィニッシュ。復調のアヤックスは最終コーナーでまさかの転倒。三年ぶりのタイトル奪還とはいかなかった。来るシーズンの監督に一昨年暫定監督を務めたヨン·ハイティンハ:Johnny Heitinga【1983年11月15日生】を既に指名し

ポルトガル / Portugal
40〗Estadio Aurélio Pereira / アルコシェテ
連覇と二冠 ヴェルデ·ブランコの歴史にその名を刻んだ邦人 ◇◇◇◇◇来夏には北中米開催のFIFAワールドカップ。アジア最終(三次)予選も全日程が終了し日本を含む常連四か国にヨルダン、カザフスタンが勝ち抜いた。日本は主力を温存して臨んだ最終戦もインドネシアに6-0の圧勝。その温存されたひとり、2022年夏にサンタ·クララからスポルテ