現在、資金難にあえぐパルマと給与の支払い要求の矢面に立ち、結果チームとの契約を解消せざるを得なくなってしまった、元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ。
フリートランスファーとなったことで自由に他クラブと契約を出来ることとなっているものの、オファーはほとんどないようだ。
今出てきている噂としては、古巣であるバーリへ戻るか、アメリカMLSのクラブが獲得に興味を示しているというものくらいで、目だった動きがない。
というのも、バーリは現在セリエBで戦っている上に、故郷であるバーリの街自体に不安がある為、チームや故郷への愛情はあるものの、家族と共に行くとなると躊躇いが出ている様だ。
イタリア全土の主要都市100を対象にしたアンケートでもバーリは74位と下位に沈んでおり、地元出身者でもバーリは住みにくい町という認識のようだ。
特にまだ子供が幼いカッサーノ家にとっては、住みやすさは何よりも優先させたい項目となっているようで、そこがネックとなっているようだ。
アメリカのMLSにしても、正式なオファーは来ておらず、八方塞という形になりつつある。
日本のJリーグのチームで何か動いたら面白いのではあるが、資金面でネックになるだろうか?
親友である長友の仲介でFC東京に入団、なぞというニュースが流れれば非常に面白いのだが、それも難しそうだ。
かつては『トッティの後継者』と謳われた悪童だったが、そのトッティよりも一足速く現役を引退せざるを得なくなるかもしれない。