もう一度おさらいすると、
11月7日にJ1第16節、11月11、14,15日に天皇杯4回戦、11月22日J1第17節(最終節)、11月25日にチャンピオンシップ1回戦・・・
これでは天皇杯を早々に敗退したリーグ年間1位のチームと順調に天皇杯とACLを勝ち上がってきたステージ優勝チームないしは年間勝点2位・3位のチームはかなり日程的に不平等になる。
さらにもしACLで優勝したら・・・。チャンピオンシップ直後の12月10日にFIFAクラブワールドカップ参加である。
ああ、しかも皮肉なことに今年と来年のFIFAクラブワールドカップは日本開催であり、
チャンピオンシップ優勝チームにも強制的に参加権が与えられる!
もういい加減にしてくれ。
このやたら長い文章を読まされて、より忙しくなること以外は何のメリットがあるのかわからない。
そんな叫びが聞こえそうである。
そう!それが言いたい。
サッカー後進国である日本は、逆に先進国から失敗から学ぶものがあるのに、
まるで利益を最優先させた結果としか思えない。
そして複雑怪奇な制度を作り上げ人々を思考不能にし、まともな議論もしないままこのような非現実的なスケジュールがうまれた。
個々の大会やリーグの事情ばかりに目を向けたこの弊害は
FIFA、AFC、JFA、そしてJリーグの縦割の弊害そのものである。
いや欧州だって同じくらいのスケジュールで回っているでないか?
これが世界基準ではないのか?
そのような反論をする人には、長い歴史を経て培ってきた欧州のスケジュールと
プロ化してたかだか20年の日本と同じ議論ができるほど成熟していないといいたい。