110〗GAZİ-Stadion auf der Waldau / シュトゥットガルト

起用禁止令でご破算になったフットボーラー売買

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前回に続いてのシュトゥットガルト。前々回からのボスニア·ヘルツェゴヴィナも今回で一段落をつける。欧州滞在中、格安スーパーで手を伸ばす回数が多いのはハム·ソーセージと乳製品。理由は日本に比べて安いから。ビールは言うまでもなく、意外かもしれないがチョコレートも買い物かごへ。非常食としてリュックに忍ばせておけば深夜早朝、移動時に小腹が空いても「何でコンビニないねん。」と愚痴らなくて済む。

十六世紀にスペインの港にカカオが荷揚げされると、瞬く間に広まり欧州各国の王室で愛飲される。ココアパウダーを発明したのはオランダのバンホーテンこと、カスパルス·ファン·ハウテン:Casparus van Houten【1770年生-1858年没】。昨年の発表によると52.28%の市場シェアを欧州が占めており、来月のバレンタインデーで売上高を稼ぐ日本と同様、クリスマスやイースターには卵やうさぴょんの形をしたチョコレートが発売されていたし、パリジェンヌはフランスのクリスマスはビュッシュ·ド·ノエルを食べるのとチョコレートを贈るのが定番だと言っていた。
現在のミルクチョコレートはスイスが元祖。スイスは一人あたりの消費量で年間10キロ台を越えての第一位。同国のLindt:リンツは日本にショップも増えているが、数を捌いているのは、やはりネスレだろう。総量ならば生産量と消費量共にドイツが世界一を譲らないはず。ちなみにリンツは、ドイツのス-パ-でやたら目にするが自分で食べるよりも贈り物としての二-ズが高いからリンド-ルの豪華なパッケージには納得させられる。
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本日のアトレチコ·マドリード戦は後半18分から出場した浅野拓磨:Takuma Asano【1994年11月10日生】。世界のトップクラスとの対戦は好ましいが結果を出したい。今季はまだ1ゴ-ルとのみ。’25年は負傷もあって森保ジャパンからは一度も声がかからなかった。写真は2019年2月16日開催ブンデスリーガ22節アウェーでのホッフェンハイム戦を報じるビルド紙面。スタメンの原口元気:Genki Haraguchi【1991年5月9日生】と後半頭から出場の“ジャガー”への評価は共に5と低め。試合も3-0の敗戦。横に添えたのは前回に続いてブンデスリーガのオフィシャルパートナーでもあるクロムバッハ。ノルトライン=ヴェストファーレン州クロイツタールで醸造されるピルスナーはドイツでもトップクラス。この写真はフランクフルトで撮った気がする。
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’18年にはアーセナルからハノーファー96に貸し出された浅野。出場試合が一定数を超えると三百万ユーロ=約3億7000万円の買い取り義務が生じるという理不尽な足枷によって、27節シャルケ04戦からベンチ入りすらできないままシーズンを終えている。アーセナル側からすれば腸が煮え来り返るが所詮営利ビジネスの世界フットボーラーは売り買いされる商品でしかない、とはいえやることがエグい。
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観客数は315人 日本のアサノ ガツィシュタディオンのピッチに立つ

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第110話はシュトゥットガルター·キッカーズの本拠地ガツィ·シュタディオン·アウフデア·ヴァルダウ。市の南側、デガロホ丘陵地帯頂部のTVタワーと隣接する。地下鉄ヴァルダウ駅で降り歩を進めていると樹木に囲まれているせいかマイナスイオンを感じ空気が新鮮に思える。やはりドイツのスタディオンは森の中にあるべき。Gazi:ガツィとドイツ語らしくない響き。酪農生産会社Garmo AGのトルコ乳製品ブランドがスタジアムの命名権を取得したのは2005年。折角なのでチーズとヨーグルトをスーパーで購入して味見。トルコのアイスクリームは独自の粘り気があったので恐る恐る試したところ意外と普通だった。訪問したのは2015年9月23日。マッチデープログラムに記された対戦相手は二部昇格を目指す首位のディナモ·ドレスデン。横に添えたボトルは1878年創業のディンケラッカー·シュヴァーベンブロイ:Schwabenbräu。ボトム発酵のラガーを飲まなければシュツットガルトに来た意味がない。
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