そんな魅力的なサッカーのコンセプトを掲げたのが2001年。オシムと同じ肩書きを持つロシアの知将は、韓国Kリーグの富川SK(現・済州ユナイテッド)でその後は日本のJリーグのセレッソ大阪やサガン鳥栖でも選手や監督として大活躍するMF尹晶煥(ユン・ジョンファン)を軸にした、中盤を支配する軽快なパスサッカーを披露していた。御存知のように中盤省略の“キック&ラッシュ”による所謂「縦ポンサッカー」が主流の韓国にあって、ヴァレリーのチームのパスサッカーは、イングランド・プレミアリーグに置けるアーセナルのような存在だった。