W杯経験者が監督として指揮を執る Jリーグの歴史23年を肯定する幸せ
「クラブ自体に伝統的なスタイルが根付いている」ジュビロ磐田に、クラブのレジェンドであり、日本代表としてW杯や海外クラブでのプレー経験もある名波浩という理想的な人物がトップチームの監督にいる。それは人間の年齢に例えると4年生大学を卒業して社会に出る時期に相当する創設23年目を迎えたJリーグの歴史として非常に感慨深いものです。
ハビエル・アギーレ日本代表監督の解任前後から、日本人の日本代表監督就任を叫ぶ声がありましたが、もしそれが実現するならば、「日本人のW杯経験」となれば、監督では岡田氏しか選択肢がありません。Jリーグでどれだけタイトルを獲得しようとも、そのJリーグ自体が弱体化しており、ACLでは通用していない時代。やはり、ここは選手としてW杯を経験している名波さんのような指導者こそが、日本代表監督として求められていると思います。
Jリーグの歴史を肯定する意味でも、名波さんがジュビロ磐田で魅力的なサッカーを披露してくれる事を大いに期待できる事を、サッカーファンとして楽しみにしています。
以上、次回は過去4回分を総括し、実際の今季のジュビロ磐田について、名波さんのサッカー観を整理した上で、僕なりの意見も併せて書きたいと思います。