快進撃を続けているサウサンプトンは、ドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンから元オランダ代表FW、エライロ・エリアを買い取りオプション付の半年のローン契約で獲得した。
今シーズンは9試合に出場するもまだゴールは挙げていないが、ここまで66試合で4ゴールを挙げている。
セインツは、負傷で長期離脱しているジェイ・ロドリゲスは復帰の見込みが未だつかず、レッドブル・ザルツブルグから獲得したサディオ・マネもセネガル代表に招集され、1月はアフリカ・ネーションズカップに参加の為に離脱となる為、前線の駒が不足することとなっていた。
これは、出場機会を得たいエリア側、余剰戦力を放出したいブレーメン、前線の駒を増やしたいセインツのいずれの思惑も満たす良い補強となっている。
クーマン監督自身がトゥエンテ時代から目をつけていた選手であるようで、この獲得にはご満悦のようだ。
オランダ選手らしい前への推進力と一対一で勝負できる技術を持ち合わせたウィンガーであり、ユヴェントスではコンテ監督の信頼は得られなかったものの、ブレーメンでは前任のドゥット監督の信頼を得て両翼を所狭しと駆け回り、チャンスメイクをこなしていた。
惜しむらくはシュートの精度が若干低いことくらいであろうか。
ただ、その辺りはセインツではあまり関係無さそうだ。
クーマンの指揮するチームでは、オランダ式の戦術が組まれており、すぐに馴染めることだろう。彼本来の実力を発揮するのは、そう遠い日では無さそうだ。