しかし、湘南は決して相手に主導権を渡したとしても最終ラインを引き過ぎたりはせず、もしラインが下がったとしても最前線との距離を詰めてコンパクトな陣形を維持してボールサイドに人数をかけて挑みました。加えて、曺 貴裁(チョウ・キジェ)監督が前述の後半開始からMF大竹の投入により攻勢に出て、同点になって鹿島に決定機を作られるようになってからは、ワントップのFWブルーノ・セーザルに替えて、アンカーにMFキム・ジョンピルを投入して守備のバランスを調整しつつ、83分にはワントップに期待の19歳の新外国人FWアリソンを投入するという的確な采配を披露。結果的にキム・ジュンピルの投入により守備の落ち着きを取り戻した湘南は91分、高山が上手くタメを作って右サイドで攻撃を作り、戻したボールを遠藤がダイレクトで中央へ絶妙なクロス。ゴールからはやや離れていたものの、相手DFのマークを外して入ってきたFWアリソンが強力なヘッドを決めて1-2と湘南が後半追加タイムに逆転。直後にゴールを挙げたアリソンが出場10分足らずで2枚目の警告による退場処分になったものの、残り少ない時間も守り切った湘南が名門・鹿島を相手に敵地で貴重な逆転勝利となりました。