そんなわけでベスト4に進出した若手集団4ヶ国は準決勝で敗れたとしても3位決定戦があるので、大きな国際舞台であと2試合を経験する事が出来ます。当然ながら決勝進出・優勝を目指すのわけですが、実力的には中東勢2ヶ国は共にPK戦勝ちと日程的に相手より休養日が1日少ないというハンディーキャップだけでなく、実力的にも韓国・豪州には大きく劣ります。
特にイラクは下部年代ではアジア最強でも、フル代表ではそうではない現実を前に、若手エリート選手たちが“格下の戦い方”に徹する事が出来るか?がポイントになるでしょう。イラン相手にその戦い方にややアレルギーを感じさせていました。特に武器であるはずの“アジアのギャレス・ベイル”と言われるアリ・アドナン、イスマイル・クリーシの2人による左サイドからの攻撃が通用しなかった時がメンタル面から崩壊していく可能性もあります。
その分、UAEは前回王者の日本に続き、開催国・豪州と格下に徹する心構えは出来ている事と、今大会誰もがワールドクラスと認める天才MFオマル・アブドゥルラフマンがいるのも心強いとは思います。そうは言っても、日本は突く事ができなかったファーサイドへのクロス対応の脆さは顕著。豪州がパスサッカーを披露しながら、遂に役者ぶりを見せ始めたケーヒルがファーへ流れてクロスを折り返すようなパターンを使う事で、どこからでも得点できる強みは、ゴール前へ入って来る人数の多さや攻撃の迫力として発揮出来ればUAE攻略は容易いでしょう。
そんな順調な豪州の攻撃の軸となり、10番を着ているFWロビー・クルーゼは所属クラブのレヴァーク―ゼンでは定位置を掴めていません。彼のポジションには韓国のソン・フンミンがいるのですから。