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Jリーグ・アンダー22選抜の問題 活かされない制度

このような状況では選手のモチベーションの維持は難しい。

ただこれらは制度上の問題であり、今のままでは致し方ないものであるのは衆目の一致するところである。
そのため協会がセントラル方式で行うことにが無理があるとも言われている。
たしかに本来なら願わくば、欧州のようにBチームのようなものを作り、下位リーグ参加するのが理想であるが、たとえJ1に限ったとしても全チームが実現するのは現実的ではない。

ではいっそのことなくしてしまえばいいのか?
そうは思わない。
多くの選手、とくに若手に多くの出場機会を増やそうという考え方は基本的に正しい。

であるならば、やはり選手が本気で戦えるような環境を整備しなければならない。
とくにここでの活躍が選手やクラブへ還元されるようなシステムが必要だ。

あとこの年代の育成に大きく影響を与えている大学チームとの関係を視野にいれていきたい。リーグは無理だろうが、カップ戦のようなものを作り、同年代のチャンピオン制度の創設であれば可能ではなかろうか?

闘いながら育成するというのは、とてもむずかしい問題であるが、必要なものだ。
アジアを中心にどんどんレベルが上がっている中、すぐに結果出るものでないだけに長い時間をかけて取り組む必要がある。