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バルセロナVSユヴェントス〜決勝では2つのポイントに注目!!〜

☆ユヴェントスはパスを回せるか〜4−4−2への対策〜

もう1つの焦点は、ユヴェントスがボールを回せるか。ユヴェントスの4−4−2は準決勝のレアル戦でも高い機能性を発揮し、レアルは中盤での数的不利からプレスが空転する事態となった。あの現象はバルサにも起こり得る。

 バルサは4−3−3で臨んでくる事が予想されるが、普通にマッチアップすればユヴェントスが中盤で数的優位に立てる。浮いているピルロを軸に攻撃を組み立て、そこにポグバやビダルといった中盤が絡むパスワークはバルサからでも充分に得点を奪えるはずだ。
セオリー的にはトップのスアレスが位置を下げてピルロのマークに付くものだが、そうするとユヴェントスのDFラインへのプレスが甘くなり、ボールを保持される事になる。こうした後退的な守備をバルサは嫌うため、決勝でも攻撃的なプレスを貫いてくるだろう。

 恐らくバルサは図のようにマッチアップを組んでくる。ピルロにマンマークは付けず、エヴラとリヒトシュタイナーのサイドバックに対してはアウベスとアルバが寄せる。このプレスをユヴェントスがかわす事が出来ればチャンスとなるが、そんな場面を1試合中に何度作れるかは分からない。
バルサのDFラインの後方には広大なスペースがあるため、ここを突くのが狙いとなるが、バルサのプレスは想像以上に激しい。ピルロが空いてくる時間帯が必ずあるはずなので、そこを活かせるかが1つのカギとなる。
ここを抜け出さなければもはや試合が成立せず、バルサが永遠にボールを保持するサイクルに入りかねない。アッレグリがどのような策を敷いてくるかが注目される。 

☆優勝予想はどちらだ!?

 今回の決勝戦は「攻撃」VS「守備」、「個」VS「組織」の戦いとなる。個の力による圧倒的な攻撃と、組織による堅牢な守備。今後のサッカー界のトレンドを示す一戦となる可能性もあり、バルサが勝った場合はさらに移籍市場が賑やかになるはずだ。
サッカーを愛する者としては、組織>個であってほしいと感じるが、そんな声をねじ伏せるほどの攻撃力がMSNにはある。下馬評を見てもバルサ有利は圧倒的で、ユヴェントスは奇跡を起こさなければならない。

 では、どちらが勝利すると予想するのか。下馬評を見た後に勝利予想をする気持ちにはなれないが、展開をある程度予想する事は出来る。今のところMSNを無失点に封じ込めるのは不可能に近く、ユヴェントスは少なくとも1失点は喫するはず。
セリエAとリーガで全く交わう機会が無かった事もあり、MSNの脅威を肌で感じた時にはすでに勝負が決している可能性だってある。彼らとの対戦経験が無いのはかなり危険だ。

 一方のユヴェントスは、とにかく失点しない事が最優先となる。ただ、想像以上にパスは回せると考えている。バルサの中盤の守備力を考えても、ユヴェントスは充分にシュートまで持っていけるだろう。攻撃回数は少ないかもしれないが、上手く行けば2点は取れる。
しかし最大でも2点だ。現実は1点を奪うだけでも大変で、今回の予想では1点しか取れないと仮定する。となれば勝つには1−0、あるいは1−1からのPK勝負となるため、やはり争点はバルサの攻撃を2点以内に抑えられるかとなる。
少なくとも2点を先行された状態から追いつくのは難しいので、やはりユヴェントスは先制されると苦しい。一方のバルサは先制されてもスタンスは変えず、ポゼッションとMSNを軸に攻め続ければ良い。