現在欧州ではEURO2016本大会出場をかけた予選が終わり、残すところはプレーオフとなった。すでにオランダの予選敗退と波乱も生まれているが、今大会で優勝するチームは一体どこであろうか?注目チームを上げていきたい。
大本命 ドイツ
まずは現在最高級のタレントを擁するドイツだ。このチームについては説明はいらないかもしれない。各ポジションに一流選手が揃っている。GKには世界No.1のノイアーを始め、バルセロナで昨シーズンCL優勝に導いたGKテアシュテーゲンがメンバーにも入れないほどレベルが高い。
DF陣もフンメルス、ボアテング、ギンターと名選手揃いである。
最も熾烈なポジションはMFだ。ギュンドアン、シュバインシュタイガー、クロース、ケディラとボランチの争いも激化、攻撃的なポジションでもミュラー、ロイス、ゲッツェ、エジル、シュールレ、ドラクスラーとレーヴ監督が誰をどの組み合わせで使うのかが非常に楽しみである。
唯一の気がかりは絶対的なFWがいないところだ。シュールレやミュラー、ゲッツェをゼロトップのように起用する機会が多く見られるが、絶対的なFWが出てくればドイツは更に強いチームとなる。元主将のラームが代表引退してしまったのは残念だが、間違いなく今大会の大本命のチームである。
対抗 フランス
今大会で私が最も注目しているチームはフランスだ。開催国というアドバンテージも含め、センターラインであるFW、セントラルMF、センターバック、のバランスが非常に取れている。
FWにはジルー、ベンゼマの1トップ争い、サイドにはグリーズマン、ヴァルブエナ更には超新星のマルシアルもいる。MFもポール・ポグバを始め、シュナイデルラン、マテュイディ、アーセナルのコクランと経験は乏しいが非常にバランスのとれたメンバーである。
センターバックもヴァランを軸にシティのマンガラ、若手のズマ、ベテランのコシェルニーとメンバーは豊富だ。
フランスはかつてプラティニ、カントナ、ジダンといった将軍がいないとパッとしないチームであったが今大会ではそのイメージを払拭してほしい。特にマルシアルが今大会ブレイクすればフランスの優勝も近ずくはずだ。
ダークホース ベルギー & ポーランド
今大会のダークホースとして上げたいチームはベルギーとポーランドである。
まずはベルギー。現在FIFAランキング1位のチームをダークホースと言うのはおかしい話になってしまうが、FIFAランキングの信憑性について疑問を持つものは私以外にも多くいるはずだ。なので今回は優勝経験や実績が少ないベルギーをダークホースとして位置づけさせていただきたい。