ヨーロッパ各国のビッグクラブがプレシーズンマッチを戦うギネス・インターナショナル チャンピオンズカップ2014が始まった。ギネス・インターナショナル チャンピオンズカップは、アメリカで8チームが大会形式で親善試合を戦うものである。今回の参加クラブは、日本人が所属するマンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、インテル・ミラノを始め、マンチェスター・シティ、リバプール、ローマ、レアル・マドリード、オリンピアコスといった名だたるビッグクラブが参加している。
しかし、日本人が所属するクラブはいずれも評価は低い。インテルとレアル・マドリードのオッズは4.5倍と1.7倍、マンチェスター・シティとACミランは1.8倍と4.2倍と日本人所属クラブの人気はかなり低いと数値が表している。そんな中、現状ではポジティブな評価を受けているのはマンチェスター・ユナイテッドだ。ローマ対マンチェスター・ユナイテッドのオッズは3.2倍と2.2倍とユナイテッドの方が人気となっており、今回のアメリカ遠征でロサンゼルス・ギャラクシーに7-0で倒したことがこの評価と繋がっているのであろう。
だが日本人選手にとってはポジティブな結果とはならなかった。ロサンゼルス・ギャラクシー戦の香川は、本来のポジションではないボランチで途中出場したが、チームとしてはいい結果を出したにも関わらず、個人として良いパフォーマンスが出来なかったといったところからもファン・ハールの構想外となるのは時間の問題であり、この大会で結果を残せなければ居場所はないと私は考えている。
また、ミランの本田は、初戦のオリンピアコス戦で、右ウイングで途中出場した。本田はほとんどボールに絡めず3−0で敗戦したが、インザーギ監督は本田を評価している発言をしているため、スタメンになれるかわからないが、試合には出させてもらえるのではないかと思っている。
そして、ワールドカップではいい結果が残せなかったが、インテルの新副キャプテンと噂される長友は、どのような結果を残すのか。昨シーズンの結果やメンバーを考慮しても日本人所属クラブはいい結果を残せないと考えているが、その予想を裏切る結果になることを祈るのみである。