現在、トルコリーグのフェネルバフチェに在籍している元オランダ代表FWのディレク・カイトだが、この夏の移籍市場をにぎわす選手に浮上してきそうだ。
というのも、ワントップからサイドバックまで、戦術によってどこの場所をも任せられるジョーカーとして、ACミランやバレンシア、リヨンといった名門、強豪チームからウェストハム、フェイエノールトといった古豪に加え、アメリカMLSやJリーグ、中国Sリーグといった世界各国からも熱視線を送られているようなのだ。
仮に日本に来るとした場合、資金面やチーム規模を考えた場合、浦和を筆頭にガンバ大阪や神戸辺りが手を上げそうだ。
特に浦和はペトロビッチ監督の複雑なチーム戦術に適応できず、外国人をあまり獲得していないという面があっただけに、彼のようなどのような戦術にも対応可能な万能型プレイヤーが加入すれば、チームを一回りも二回りも強く出来るだろう。
タフで熱いハートを持っているだけに、チームをどんどんと引っ張ってくれるだろう。
終盤に足が止まりがちになる時間帯でも走り回れるその無尽蔵のスタミナも、浦和には打ってつけだけに、可能性があるならば獲得に動いて欲しいものである。
なんにせよ、カイトやフォルランといった世界的ビッグネームがJリーグに来る、または居ると言うのは一昔前のことを考えると恵まれてきたといえるだろう。
興行的にも観客を呼ぶ大きなカードになり得るだけに、是非ともJのチームにも頑張って欲しいところである。