バイエルン・ミュンヘンに暗雲が漂い始めた。
バイエルン・ミュンヘンの主将であるフィリップ・ラームが18日の練習中に右足首を骨折、少なくとも3ヶ月は離脱となる模様だ。
その日の練習を締めくくるゲームの最中、接触等は無かったところで右足首を痛めたようだ。
これで、バイエルンのけが人はキーパーのシュタルケとレイナ、DFのバトゥシュトゥバ、アラバ、MFのチアゴ・アルカンタラ、FWのピサロの7人にラームの名前も入ることとなってしまった。
特にラームはボランチとしても新境地を開拓していた為、グァルディオラ監督の構想に大きく影響を与えそうだ。
唯一の慰めは、ようやっとシュヴァインシュタイガーが練習に復帰したことではあろうが、試合勘を取り戻すにしても時間が必要であり、今すぐにトップフォームで試合に望めるわけではない。
代表で膝を負傷したノイアー、ふくらはぎの筋肉に異常が見られたボアテングも試合に出れなくなっていた場合、更に先発で出せる人材が減ってしまうこととなる。
正直、シャビ・アロンソが居なかったとしたら本当に危機的状態となっていたのは間違いない。
しかし、今冬にハノーファーかハンブルグにローン移籍をすると噂されていたホイビェルクは、ラームの怪我を受けて手元に置かざるを得なくなりそうだ。
若手の出場機会を奪ってしまう形にはなるだろうが、そうでもしなければ周らないほどに怪我人が多すぎる状況だ。
冬の移籍市場で新たな戦力の確保に動くのかどうかを含めて、バイエルンに注目が集まっている。