スタジアム内で目についたのはバリアフリーの気遣い。バス及び一般車両の駐車スペースに対して50台の障害者専用は多め。また500台まで駐輪が可能。自転車置き場を利用してエコなフットボール観戦を推奨している。
国際的なコンペの結果、オスナブリュック出身のドイツ人建築家ステファン·ニクスドルフ:Stefan Nixdorf【1967年生】がマネージング·ディレクターを務めるAgn Niederberghaus & Partner GmbHのデザインが採用された。
コンセプトは一貫して地域の材料使用に拘り、高い生態学的要件を充分に満たしていたのが勝因。
注目すべきは木製の屋根。ザルツブルグのレッドブルアリーナの外壁はの木材を使用していたが、木の温もりを感じるスタジアムは欧州で数えるほど。
そしてこの独特な照明塔。14,500平方メートルの屋根上に、下記写真のとおり敷き詰められたソーラーパネルを電力供給源とする仕組み。エネルギー効率を高め環境に優しいスタジアムを実現している。
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育成に優れた同クラブでも2011-12シーズンは出色の年。ストライカーのベルント·グシュヴァイドゥル:Bernd Gschweidl【1995年9月8日生】は、オーストリアブンデスリーガ96試合に出場。一度はクラブを離れたが21年に復帰して現在も健在。
右ウィングハーフのデイビット·ステック:David Stec【1994年5月10日生】はウィーン出身。2009年U15まではアウストリア·ウィーンからサンクトぺルテンアカデミーへ。MKSポゴニシュチェチンでのプレーを撮影しているが現在はポレヒア·グダニスクに
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昨季はUEFAカンファレンスリーグ予選で母国のラピド·ウィーンに敗れたのは仕方ないとしても、エクストラクラサからまさかの二部降格。更に禍は重なり今季は臀部負傷で前半戦を棒に振っており復帰が待たれる。
昨年10月のUEFA欧州選手権予選。ベルギー、アゼルバイジャンとの二試合ともスタメンフル出場したオーストリア代表の10番は
フロリアン·グリリッチュ:Florian Grillitsch【1995年8月7日生】。昨季のアヤックスではベンチを温める時間が長かった
守備的ミッドフィルダーは、TSG1899ホッフェンハイムに戻りスタメンに定着。年明けからは最終ラインでプレーしている。
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