私が今回取り上げるのは今後日本代表として見てみたい、期待したい選手を三人挙げてみたいと思う。
具体的には、シュミット・ダニエル選手(ロアッソ熊本 GK)、カイオ・ルーカス・フェルナンデス(鹿島アントラーズ MF)、柏好文(サンフレッチェ広島 MF)の三選手だ。
シュミット・ダニエル選手(ロアッソ熊本 GK)
日本代表が今まで最も欲していた大型GK。上背は196㎝と世界レベルで見ても申し分ない。
何より私が彼を推すのは、キャッチングする姿勢である。過去日本のGKでも反応の良い選手はいたが、世界のGKと比べるとキャッチングではなく弾く傾向が強い選手が多かった。その点シュミット・ダニエルは横のボールでもキャッチングを試みる事から始まる。もちろん上背も相まってハイボール処理も日本レベルでは安定している。
まだ経験の面からやらかし癖もあるが、正GKが定まっていない日本代表で今後楽しみな選手である。
カイオ・ルーカス・フェルナンデス(鹿島アントラーズ MF)
Jリーグをあまり見ない方の中では先日のナビスコカップ決勝で衝撃を受けた人は多くいるかもしれない。
ブラジル人ならではの足元のテクニック、スピードは見る人をわくわくさせる。カイオ自身以前から日本代表への想いが強く、帰化することは濃厚だが、日本協会としては何としてでも帰化をさせなければいけない選手だ。
持ち味はテクニック、スピード、ドリブルと今までの日本人にはない特徴があるため、日本代表のジョーカー的存在として期待できる。
まだまだ若いため、粗さや好不調の波が激しいものの、今後のカイオには期待したい。
柏好文(サンフレッチェ広島 MF)
最後は日本屈指のドリブラーを紹介したい。
特殊なフォーメーションを用いるサンフレッチェ広島の選手であるが、抜群の運動量、サイドでの1対1のオフェンス力は現在日本ナンバーワンと言っても過言ではない。
現在日本代表のフォーメーションが4-3-3であることからなかなか使うポジションが定まらない点と年齢が28歳という事が少し難点だが、日本代表で一度使ってみたい選手である。