兄はFC東京下部組織に行ったのに対して岩淵は日テレ下部組織に入団。
U-17のワールドカップで代表に選ばれ、AFC最優秀選手賞を受賞。
U-19アジア女子アジア選手権では大会MVPに選出。
U-20女子ワールドカップでは優勝は逃したものの、2得点を上げた。
こうして各年代別代表を順調に上がってきた岩淵は
2011年にフル代表なでしこに初招集、上記のようにワールドカップのメンバーになった。
なでしこ優勝後、日テレ・ベレーザ、ホッフェンハイム、バイエルンとクラブを渡る。
なでしこ参加はロンドン五輪と今W杯カナダ大会。
順風満帆のキャリアを積んできた岩淵だが
動静の切り替えを特徴とするため負荷のかかりやすいプレースタイルのため怪我が心配で、
今大会も序盤は負傷の影響で出場は見送られていた。
しかし初出場のオランダ戦で停滞していたなでしこの流れを変える役割を発揮し、
そしてオーストラリア戦ではゴールを決めた。
一気にスターダムにのし上がった岩淵、しかし彼女の本当の実力はこれからもっと開花されると信じている。
スピードだけでなく、トラップ、身体の使い方の技術面も凄いが
人格面でも皆に好かれる愛らしいキャラクター。
澤が途中いなくなって大混乱した試合があったが、その代わりにプレーで何かを伝えられる選手はこの岩淵かも知れない。
間違いなく、なでしこの次世代の星だ。