ただ、なでしこリーグで4試合連続の先制点を挙げるなど数字上は絶好調なものの、負傷からの復帰直後という事もあって4試合連続で前半45分間のみのプレーでピッチを後にしています。
8月1日の北朝鮮戦、4日の韓国戦、8日の中国戦と過密日程になる中で、ターンオーヴァー起用されるのは明白ですが、FWの軸となるべき高瀬のコンディションは少し心配です。
また、高瀬はゴールパターンが多彩であるものの、現在はストライカーという「異分子」としてのプレーを意識してか、あまりパスワークには絡まない事もあり、高瀬が出場した前半はチームのシュート数が少なく、第12節の伊賀フットボールクラブくノ一戦では前半のシュート数が僅か1本に終わっています。その1本を高瀬自身が得点にしているのはまさに「異分子ストライカー」なわけですが。
ただ、東アジアカップの代表チームは男女共にどこも国内リーグから選出された代表経験の浅い選手ばかり。
つまり、戦術や連携のような熟成されたようなプレーよりも、両ゴール前でダイナミックに仕掛けたり、身体を張ったり、「違い」を作れる選手こそが必要。この条件には高瀬が最もハマっているはず。
大儀見よりも3歳若い24歳の高瀬には、その後の海外組が合流したフルメンバーのなでしこジャパンでも主軸を担えるに値する活躍を筆者は期待しております。
フォルツァ、高瀬!!