Foot ball Drunker 〔17〕visiting 『MSV Arena 』 デュイスブルグ/ドイツ 

日本人初のブンデスリーガーがデビューしたのは陽かげりの街

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EU旗が示す通り青は欧州を象徴するカラー。東西の垣根が外されてから間もない頃、当時旅行代理店に就職して間もない新米ツアーコンダクター。人伝てながらロジェ・ブリュネ:Roger Brunet【1931年3月30日】教授が提唱した『青いバナナ』に欧州の実情を学ぶ。


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ルール地方(Ruhrgebiet)の入り口、ライン川とルール川が交わるドイツのデュイスブルク。1977年10月22日。旧スタジアムで行われた1FCケルン戦。奥寺康彦:Yausuhiko Okudera【1952年3月12日生】氏が日本人として初めて歴史に足跡を刻んだ頃は、石炭・鉄鋼産業が衰退し失業率の高さに頭を痛めていた。《陽かげりの街》は、1975年に発表されたペドロ&カプリシャスの楽曲。


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転機は真っ赤な国旗の中華による政策。船運と鉄道の連携が可能なこの都市は、習近平【1953年6月15日生】総書記による《一帯一路 Belt and Road》= 現代版シルクロードの終点となった。Huaweiがインフラを支援したこともあり、青いバナナのほぼ中央に位置する内陸港に再び陽が昇る。


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その中国の貨物輸送量が上向きなのも当然。EU&アメリカ合衆国に日本も含め先進各国が断絶するなか、中国だけは中立の立場で、ロシア領を堂々と走り抜けているのだから。


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第17話は、MSVデュースブルク:Meidericher Spielverein Duisburg 02 e.Vの本拠地MSVアレーナ。スタジアムが素晴らしいだけに三部リーグから抜け出せぬ歯痒い現状をファン・サポーターも嘆かずにはいられない。

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