マンチェスターユナイテッドは開幕から2試合、勝ち点1に留まっている。
名門クラブの再編を図るべく新指揮官となったのはオランダ人監督。ルイ・ファン・ハール。彼の下、ユナイテッドは多くの金を投じ、チームの補強を図っている。
しかし、チームは開幕から波にのれていない。なぜなのだろう。ファン・ハールの方針にまだ慣れないのか。しかし、ユナイテッドのメンツはいずれもプロフェッショナル。昨季がひどかっただけに、今季こそは・・・と士気が上がっていたと思うが・・・。
そんなクラブの救世主という位置づけでやってきたのが、アンヘル・ディ・マリア。ユナイテッドは、英国史上最高額の約5900万ポンドもの金額で、彼をレアルマドリードから獲得。ディマリアは伝統の背番号「7」をつけてプレイすることになる。
彼は、巧みなドリブルで敵を翻弄し、突破。クロスの精度も高く、敵にとって大きな脅威となる選手。
だが、今ユナイテッドに必要なのは彼なのか。私は、DF陣を強化すべきではなかったかと思う。ヴィディッチ、ファーディナンドの去ったDF陣に世界的なプレイヤーはいない。若手ばかりで、まだ安心して後ろを任せられるような選手はいないのではないか。
ファン・ハールは攻撃陣に厚みを持たせ、勝ちにいくサッカーをしたいのかもしれないが、現状では前線の選手たちへの守備のタスクが大きい。かねてから獲得が噂されているドイツ人DFマッツ・フンメルスを獲得すべきだと思う。彼を後ろに置くことで、DF陣の安定感が増すだけでなく、前線へのビルドアップにも貢献できるはずだ。